昨夜、チームの連勝が6で止まった広島は5月13日の東京ドーム、巨人10回戦に「インフィールドフライ、サヨナラ勝ち」を呼び込んだ大瀬良を”投入”する。
昨夜はエースの前田健太がまさかの決勝ワイルドピッチを犯して七回に1-0で勝っていたゲームをひっくり返された。
その悪い流れを断ち切るには、大瀬良の持っている勝ち運の強さがぜひとも必要になってくる。
ただ、大瀬良が本当に運を持っているかどうかは実は微妙…。
…というもの大瀬良が投げるとどういう訳かバックの守りがバタつく傾向にある。
3月31日、昨年のセ・リーグ新人王のシーズン初先発として注目された一戦は、なんと初回の満塁ホームラン被弾、から始まった。
それも松山、丸の外野陣が揃って捕れる打球をうまく追えず、さらにセカンドの田中もエラー。こうして溜まった走者を背負いドカンと一発、DeNAバルディリスにスタンドまで運ばれた。
4月7日の巨人戦(マツダ)では「スミ1」援護をもらって八回までゼロを並べ、勝利まであとアウト3つ。ところが九回、先頭・亀井の飛球をレフトの天谷が捕球しきれず二塁打となってそこから1-1の同点にされた。
4月14日、松山でのヤクルト戦は2回まで投げたところで雨天ノーゲーム…。
4月21日、前橋での巨人戦は二回に1点を先制され迎えた三回、ショート田中の落球エラーも絡んで2を失いリズムに乗り損ねた。
4月28日、マツダスタジアムでのDeNA戦は「もう一度、原点に戻って腕を振って投げる」ことをテーマに八回までゼロ8つを並べた。しかし打線の援護なし。迎えた九回、先頭の代打白崎のゴロをショート田中がお手玉、記録は内野安打。二死二塁から梶谷に決勝タイムリーを許しとうとう3・4月は4戦3敗だった。
こうして見ていくと5月4日の巨人戦ではマツダスタジアムに宿る野球の神様が大瀬良の背中をそっと押してくれたと考えた方がいいのかもしれない。
それにしても、大瀬良はここまですべての登板が屋根のないオープン球場だったことになる。
…ということは今夜の東京ドームは?
なお、ルーキーイヤーの昨季は東京ドームで3度先発して1勝2敗、ホームランを計6発許しているのはちょっと気になる…。