前日、黒田博樹の力投でソフトバンクとの初戦を制した広島が今度は打線爆発でソフトバンクに9−3と圧勝した。
セ・リーグ5チームに勝ち越していたソフトバンクの全6チーム勝ち越しはならなかった。
左手の故障で2試合連続で新井貴浩がスタメンから外れた広島打線だったが今季最多、先発全員、毎回の21安打というすさまじさ…。
一番の丸は2本のソロホームランを含む3安打、二番の菊池はホームランが出ればサイクルの4安打、この二人で5度ホームを駆け抜けた。
ソフトバンク先発は立ち上がりの不安定なスタンリッジ。初回、菊池が三塁打を放ち続くシアーホルツの6号ツーランであっさりスタンリッジから先制した。
三回には六番・鈴木誠也が右前適時打、四回には丸が7号ソロをライトスタンドに運びリードは4点に広がった。
六回にはソフトバンク二番手の二保を攻め、先頭の九番・石原以下、丸、菊池、シアーホルツ、エルドレッド の5連打で3点を追加。
八回にはスタメンでただひとりヒットのなかった八番・木村昇が適時内野安打を放ち、九回には丸が5人目の森福の代り端で左翼ポール直撃の8号ソロを放った。
打線の強力な援護を受け、広島先発のジョンソンは7回1失点と粘りのピッチング。八回に救援した大瀬良が打球を受け交代を余儀なくされた(病院には行かず様子を見る模様)が、最後は中崎が締めた。
広島はちょうど1年前の6月7日、3万1466人が詰めかけたマツダスタジアムで、ソフトバンク打線に21安打を許し5対16で大敗した。
この日、3万8500人大入り札止めのヤフオク!ドームできっちりと借りを返した格好。
ヒーローインタビューの菊池が「明日も勝ってキリよく終わりたいです!」と赤く染まったスタンドに呼びかけると、ファンから大きな歓声が上がっていた。