ひろスポ!で試合前に伝えた広島・ジョンソンと中日・八木の両先発の投げ合いは初回、八木が一死二塁のピンチをしのいだことで互いに譲らぬ投げ合いに突入!
すると六回、谷繁監督は先頭の八木のところで、2007年高校生ドラフト1位指名の赤坂をプロ初打席となる代打に起用。
2010年オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約、その後野手への転向を決断した苦労人の気合いのひと振り、は詰まりながらセカンド菊池の後ろに落ちてプロ初ヒット。
それまで1安打ピッチングだったジョンソンはこのあとイッキにリズムを乱して2点を失い、試合はそのまま広島、痛恨の完封負けとなった。
「この試合に打たれたらもう終わり…」という八木には4月4日、同じくナゴヤドームで広島から挙げた移籍後初勝利以来の2勝目が転がり込み、チームも6月7日のオリックス戦以来の本距離勝利と3万7000人を超えるスタンドは盆と正月が一緒に来たような盛り上がりよう。
一方の広島は、中日ベンチとは対照的に何とも言えない微妙は空気に…。というのも決勝点を入れられる直前の攻撃で一死一、二塁と八木を攻めつけながら、頼みの新井貴浩が空振り三振。
すると次打者エルドレッドの時に二塁走者の丸がスタート、…さらにツーテンポ遅れて一塁走者のシアーホルツもスタート。三塁は完全にセーフのタイミングとなり、谷繁監督のスタメン起用に応えたい桂は二塁へナイス送球…。シアーホルツ、タッチアウトで広島は絶好の先制機を逃すことになった。
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