黒田、ジョンソンで連敗中の広島が中日先発の大野雄大に10勝目を献上、ここに来てやってはいけない同一カード3連敗を喫した。
七回まで0対3の試合は終わってみればやはり2対5完敗。試合後、緒方監督はほとんど語ることなく帰りのバスへ。広島市内ではちょうど1年前のきょう未明に未曾有の大災害に見舞われているが「がんばろう広島」をチームとして率先するどころの話ではなくなってきた。
広島の同一カード3連敗は今季、4度目。
1度目は3月31日からの横浜スタジアム、DeNA戦でそのあと続いて4月3日からのナゴヤドーム。ということはナゴヤドームでは今回で2度目…。あとは日本ハムが相手でナゴヤドームでの負けっぷりが突出している。
それもそのはず、ナゴヤドームでの計9試合はなんと1勝8敗…。そして負け試合はすべて1、2点の僅少差ゲームとなっている。(下記一覧参照)
日時 先発、責任投手 スコア 中日先発
4月3日 ジョンソン、一岡● 2-3 山井
4月4日 黒田● 0-3 八木
4月5日 福井、一岡● 4-5 伊藤
7月10日 前田健太〇 3-2 雄太
7月11日 ジョンソン● 0-2 八木
7月12日 福井、中崎● 0-2 山井
8月 18日 黒田● 1-3 八木
8月19日 ジョンソン● 1-3 バルデス
8月20日 野村祐輔● 2-5 大野
ひろスポ!では3月31日からの横浜での3連敗に端を発する対DeNA戦7勝12敗をカープファンの声になぞらえ「ビジパフォの呪い」として紹介してきたが、ここにきてファンの間からは「谷繁の呪い」では?という声まで上がる始末…。確かに現役1本だったころの谷繁監督には何度も痛い目に遭わされてきてはいたのだが…。
その結果、中日戦の対戦成績はDeNA戦よりさらに苦しい6勝12敗の”ダブルスコア”になってしまった。
上記の一覧からも分かるように先発陣はよく投げているのにまるで打線は「ノー感じ」(野村前監督がよく使った言葉で、ずっとそばにいた緒方監督も何度も耳にしてきた言い回し)。
一方、8月の戦いもこれで8勝9敗と負けが先行する形になり、負け試合のスコアを並べてみると1-2、2-8、2-8、0-5、0-5、1-2、1-3そして今夜が2-5とまるで打線が機能していないことは一目瞭然。
こうした状況に痺れを切らしたファンからは「どう見ても新井貴浩の三番、エルドレッドの四番はおかしい」など頻繁にスタメンを入れ替える緒方采配を疑問視する声が次々に寄せられている。
チームはこの苦しい状況であす広島に戻りマツダスタジアムに阪神3タテで勢いづく巨人を迎え撃つ。
なお広島は8月25日からのマツダスタジアム、阪神3連戦で限定の「常昇魂ユニホーム」を着用することになっているが、最下位の中日に4・5差まで迫られて文字通り「常昇」するしかないところまで追い込まれつつある。
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