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2015年10月22日
編集部

広島は前田健太や黒田博樹が抜けることを考えればドラフトで絶対に即戦力投手を取らないとたいへんなことに…

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運命のドラフト会議が午後5時から都内である。野球賭博事件に揺れる球界…。ドラフトどころではないのが実情だが、冠スポンサーもつき、地上波中継もあり、すべてのだんどりが整っている状況で「休止しよう」と声をあげる勇気のある関係者はいない。

それはともかく、ドラフト会議があるからにはどの球団も通常通り、戦力補強に躍起になるしなかない。

特に広島。シーズン終了を機にメジャー挑戦の夢を追う前田健太は、その周辺から「身支度を進めている」という声も漏れ聞こえてくる。加えて全身全霊を復帰元年に傾注した黒田博樹は「現役続行」宣言をせぬまま、しばらくプライベートタイムとなった。

仮に前田健太が抜ければ広島は大変なことになる。

前田健太の3シーズンの成績(先発数、勝敗、投球回)

2013年 26試合15勝7敗、175回3分の2
2014年 27試合11勝9敗、187回
2015年 29試合15勝8敗、206回3分の1

こんなに大きな穴が開いたら今季、勝率5割にも届かなかった(60勝62敗3分け)広島は来季、逆立ちしても勝ち越せない、と考える方が普通だろう。

一方の黒田は…

2015年 26試合11勝8敗、169回3分の2

…とこちらも来季、日米通算200勝に向け絶対に”続投”してもらわないとチームもファンも困ることになる。

2013年に25試合に先発して10勝10敗、163回を投げた大竹が巨人にFA移籍した際は、新人王の大瀬良が26試合に投げ10勝8敗、151回を投げその穴を見事に埋めた。

一方で期待された野村祐輔は前年149回3分の1を投げたのに104回3分の2に止まり、さらに今季は87回3分の1と2012年の新人王は右肩下がりの傾向にある。

逆に2014年に先発4試合で合計60回しか投げていなかった福井は今季131回3分の1を投げ9勝6敗と野村祐輔の分を補う活躍を見せた。

また2014年に23試合で9勝8敗、131回3分の2を投げたバリントンの穴は新加入のジョンソンが28試合14勝7敗、投球回数194回3分の1でお釣りがくる数字を残した。

…こうしてみていくと、前田健太という大きな柱があることで、先発陣の顔ぶれが変わっても何とかその戦力を維持(向上ではない)できていたことは明白である。その大エースが仮に海を渡るとなれば、広島はきょうのドラフトで最低でも大瀬良、野村祐輔の1年目に匹敵する即戦力投手の指名に成功することが必要で、大瀬良が先発に戻っただけではカバーしきれない。

…そう、今度のドラフトで失敗は許されないのである。

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