広島の大瀬良はルーキーイヤーの今季、ここまで6試合に先発して唯一の黒星をつけられた相手が巨人。「一度負けた相手に負けるわけにはいかない」という強気そのままのピッチングで8回を投げ5安打2失点。ロペスと坂本に許したソロ2発も裏を返せば「強気」の表れで自身の連勝を5に伸ばした。
しかも7試合中6試合でクオリティスタートに成功し今や首位を行くチームの”新大黒柱”の感さえ漂う。クオリティスタート成功率85・7パーセントはあす先発予定の巨人・菅野の87・5パーセントと肩を並べる。
勝利数でも今夜6勝目を挙げたDeNA井納と菅野にあと1勝と迫り、防御率もセ・リーグベスト5。東京ドーム、レフトスタンドのカープファンに向けて「ほんとに感謝しています!」とどこまでもさわやかなそのキャラと合わせて大瀬良人気は上昇の一途をたどっている。
大瀬良のヒーローインタビュー
・どんな気分ですか
野手の方が先に点数を取ってくれたので自分らしく強気で攻めていけた結果だと思います。
・改めてきょうのピッチングについて
・前回、高めのボールを打たれていたので、できるだけ低くという意識を持って投げた結果で、ホームランは打たれたけど2失点で抑えられたのは良かったかなと思います。
・唯一の黒星は4月9日のジャイアンツ戦、気持ちとして強い部分があった?
そうですね、同じ相手に2回連続で負けるのは嫌だったので何とか強い気持ちを持って臨みました。
・レフトスタンドは大盛り上がりです。
ほんとにマウンド上でもみなさんの声援が力になって八回まで投げ抜くことができました。ほんとに感謝しています。
・前田投手、バリントン投手を上回る5勝目です。
ぼくだけの力じゃなくて野手のみなさん、中継ぎのみなさんが支えてくださっているので今の結果があると思います。これに慢心せず1勝1勝、必死に投げていきたいと思います。