ロサンゼルス・ドジャースは現地時間の1月7日(日本時間8日午前)、広島からポスティングシステムを使ってメジャーを目指していた前田健太の入団会見を行った。
8年契約、背番号は18。
契約の総額は2500万ドル(約29億5000万円)で年に換算するとおよそ3億7000万円の格安契約。これはメディカルチェックで右肘と右肩に故障を抱えていることが判明したためで、最大で計125億円程度の出来高を片っ端からさらっていけば十分に取り返せる形になっている。
広島では二軍調整に専念した1年目のあと、エース佐々岡のつけていた背番号18を引き継いだ2年目を契機に以後、押しも押されぬローテーション投手に一気に成長。昨季まで7シーズン連続でチームのエースとして200イニング前後を確実に投げ続けてきた。
広島で培った闘争心を刻んだ胸に赤い18の数字をつけ、ドジャーブルーのユニホームに身を包んだマエケンは「I’m from Hiroshima toyo carp…」と広島をしっかりアピールしたあと次のように語った。
「やっぱりこっちに来てからが勝負というか選手の価値が決まると思うので(これまでの)結果は考えずにメジャーリーグで結果を出してしっかり前田健太という投手の評価をあげられればいいなと思ってこっちで結果を残すことだけを考えています」
「もちろん勝ち星と防御率はしっかりいい数字を残したいと思いますけど、しっかりとしたイニング数を意識して、200イニングはしっかり投げたいと思います」
「こだわりはあまり持たずこっちでプレーしてアメリカの野球のこだわりを作っていければいいと思います」