昨日の逆転負けで首位・巨人に3ゲーム差をつけられた広島が難しい局面を迎えつつある。
昨日、先発したバリントンは4試合連続で五回までに降板する絶不調モードに陥り、トータル7勝6敗と負け数が勝ち数に迫ってきた。
広島が1991年以来、23年ぶりのリーグ優勝を果たすためには当然ながら先発投手陣の踏ん張りが必要になる。
一昨日の試合で7勝目を挙げた前田健太と、開幕からローテに組み込まれているルーキーの大瀬良がともに3つ勝ち越しているものの、きょうのDeNA戦に先発する野村祐輔も勝ち越しはひとつ。
先発4本柱でこの時点で8つの勝ち越し…。この数字は戦力の豊富な巨人とこれから互角以上に渡り合うには少なすぎる。
昨年の楽天が田中の”ひとり貯金24”によって優勝に大きく近づいたことは記憶に新しい。
巨人はというと、現在大竹、杉内、菅野、マシソンで貯金12。しかし内海が4つ負け越しているためこの顔ぶれでトータル勝ち越し8つと現時点ではまったく互角?
今後、球宴まで連戦が続く中で両軍の先発陣がどれだけ「貯金」を作れるかが、ペナントレースのカギを握っている。
チームがリーグ優勝を目指すには先発陣の貯金が不可欠。
現在はマエケン、大瀬良が3つ勝ち越していて次がバリントンで2つ、野村祐輔がひとつ。
やはりこの数字は物足りない。バリントンに足踏みしている余裕はない。