画像はいい形でスタートを切った広島の四番、鈴木
4月5日 ●2-3阪神、マツダスタジアム
通算2勝5敗(5位対決に敗れて単独最下位)
18時開始・3時間33分、3万1404人
相手先発 メッセンジャー○6回2失点(自責2)
本塁打 鈴木3号①
一番ショート田中
二番セカンド菊池
三番センター野間
四番ライト鈴木
五番サード安部
六番ファーストバティスタ
七番レフト西川
八番キャッチャー会澤
九番ピッチャー大瀬良●7回133球7安打3失点(自責3)
一岡
レグナルト
2対1で迎えた七回、大瀬良の投じた129球目が会澤の構えたミットの位置より高く入った。代打・中谷はこれを強振。レフトポール直撃の決勝2ランになった。
開幕戦で巨人打線相手に自在にカットボールを操った大瀬良だが、この日は制球に苦労した。ボールが高目に浮く傾向にあり途中でうまく修正したのに大事なところで悔やまれる1球となった。
それにしても阪神はこれがチーム3本目のホームラン。開幕からの2カード、6試合ではいずれも得点は3点以下。四番の大山は規定打席到達者の中で最下位の打率・095に喘ぎ、一番を任される選手も日替わり、という状況にあった。
そんな中、この日は初回、一番・鳥谷が中前打、大山が先制適時打と奮起した。ベンチを温めている中谷も同じ気持ちだったのだろう。「チャンスが自分は少ないので結果を残す気持ちでいった」と試合後のインタビューで話していた。
広島打線も鈴木の3号ソロで四回に一度は勝ち越したがあとが続かなかった。鈴木は八回にもあわや右越えか、という打球を放った。開幕7試合で早や3発、マツダスタジアム4試合だと2発。主砲の働きとしては十分過ぎるほど、である。
それなのに「逆転のカープ」が影を潜めている。マツダスタジアムでの追いかける展開はまだ3試合ではるが、連日3万人越えの本拠地で”あと1点”が届かないことほど、もどかしいものはない。
「プロで初めて」の三番を任されて5試合目の野間は、三回と七回、得点機で2度凡退した。特に七回はイニング途中での救援となった能見の前に、真っ直ぐ2球で三飛に倒れた。
開幕三番だった西川もやはり得点機で2度凡退した。今季初の五番に組み込まれた安部も六回の一死一、二塁で大きな左飛に終わった。直前に鈴木を歩かせたメッセンジャーが日米通算100勝を前にグラついているようにも見えたのだが…(ひろスポ!・田辺一球)
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