広島対ヤクルト17 回戦(広島11勝5敗)午後6時、マツダスタジアム、予告先発は、広島・福井(3勝2敗)、ヤクルト・ナーブソン(4勝8敗)
エルドレッドが一軍に合流した。外国人枠の関係でキラが登録を抹消された。これで広島の外国人は野手がエルドレッド、ロサリオの右打者ふたり、投手は新外国人右腕のヒースと抑えのミコライオという顔ぶれになった。
エルドレッドが出場登録を抹消されたのは8月14日。一軍で12日間の空白があった。しかし33本塁打、91打点はいぜんセ・リーグ二冠。その長打力はやはり並はずれている。
ただし、エルドレッドを起用するにあっては大きく分けて二つの疑問?を解決する必要がある。
エルドレッドが33号ホームランを打ったのは7月26日で、そこから二軍再調整が決まるまでの13試合はホームランゼロのヒット5本、56打数で実に30三振だった。
社会人野球広島大会とウエスタン・リーグ2試合を経て、昨日、山口・由宇練習場であった阪神との二軍戦では場外ホームランをかっとばしたが、果たして一軍ではどうなのか?晩夏に大型扇風機は不要である。
もうひとつはエルドレッド不在の10試合の一軍成績が7勝3敗と極めて良好で、しかもその間の総得点60が総失点38をはるかに上回っていること。
エルドレッド不在の間、野村監督はキラとロサリオを四番に据えて打線の繋がりを重視したオーダーを組んでいたが、超大砲が戻ってきたことでオーダーに関しては思案のしどころとなる。
なお今夜のヤクルトの先発は左腕のナーブソン。エルドレッドの過去の対戦成績は7打数3安打1ホーマーと抜群の相性である。