広島はあすからマツダスタジアムで中日と3連戦、移動日なしで甲子園で阪神と3連戦、さらに移動日なしで地元に戻り巨人と3連戦。要するに9連戦…。巨人追撃への正念場を迎える。
この日の広島は全体練習オフ。菊池、天谷ら一部の野手と前田健太、野村祐輔、福井、ヒースの先発陣4人が秋晴れのマツダスタジアムに姿を見せ、それぞれ入念に調整した。
あすの中日戦初戦の予告先発は広島が前田、中日は伊藤準規となっている。 前田はそのあと中5日で巨人戦初戦にも投げる。
前田はここ5試合、阪神、巨人、阪神、ヤクルト、巨人相手に1勝4敗。前々回、8月28日のヤクルト戦(マツダ)は4回9安打5失点で負け投手、前回9月3日の巨人戦(前橋)も雨に制球を乱して 6回6安打4失点で負け投手、エースの称号がグラついている。
先ごろ広島市内であったトークショーに参加した前田智徳さんは「カープ優勝のカギを握る選手」を聞かれ真っ先に「マエケン」の名を挙げていた。
「実績」と「確率」から当然そうならざるを得ないのだそうだ。まったくその通りだろう。
「残り試合全部勝つ」がマエケンの口癖だが今回ばかりは本当にそうしないといけない立場。一番手が勝てば、あとに続く野村、福井、ヒースも勢いに乗れる可能性、大。マツダスタジアムには断然、強さを発揮するその右腕をしならせて、お立ち台で逆転V宣言、となるか?