広島対ヤクルト21 回戦(ヤクルト7勝13敗)午後6時、神宮、予告先発は、ヤクルト・石川(10勝9敗)、広島・大瀬良(9勝7敗)
昨夜で巨人に優勝マジック2が点灯した。一時期「23年ぶりのリーグ優勝を!」と声高々に叫んでいた広島ファンのショックは大きい。
8月を終えた時点で広島は貯金10に戻し、巨人は貯金12が精いっぱいの状況だった。
しかし9月の声を聞くと同時に“直接対決”があり、巨人の3連勝に終わった。
今、思えばこれがすべて。巨人は9月だけで貯金10(15勝5敗)、広島は9月9勝11敗で勝負あり、となった。
広島は昨夜のヤクルト戦完敗で再び3位阪神に1・5差に迫られた。広島は今夜の神宮が終わるとそのまま甲子園に移動して阪神との“直接”対決がまっている。さらに10月に最後の阪神戦がマツダスタジアムである。2位でクライマックスシリーズに進出するためには最下位ヤクルト相手に今夜は落とせない。
それにしても昨夜のヤクルト・山田のバッティングは素晴らしかった。広島先発の野村祐輔のチェンジアップは前でさばいて完璧な打球をレフトスタンドに打ち込んだ。
さらに広島3人目の小野からも27号ソロを放ち30本の大台が見えてきた。
山田はこれでシーズン通算179安打。広島の菊池も初回に11号先制ソロを放ちシーズン通算で174安打としたが、そのあと3連続三振で逆に5安打差に引き離された。しかも試合数はヤクルトの方が1試合多く残している。
広島は9月の終わりにマツダスタジアムでヤクルト3連戦も控えているから“直接対決”が重要になる。
残り試合数が広島より2試合少ない阪神のマートンは現在172安打、同じく4試合少ない中日の大島は179安打。打率は上下するが安打数は積み重ね。セ・リーグ最多安打のタイトルの行方が混とんとする中で「二番・菊池」が初タイトルに届くかどうかが注目されている。