黒田が救援すれば広島では2006年10月の「あの日」以来となる。画像は黒田の広島残留を願い旧広島市民球場のスタンドを舞う大旗。
広島は10月7日、午後6時プレーボールのマツダスタジアム、対中日戦にクライマックスシリーズ出場の有無をかけて臨む。
広島の先発は前田健太。中日は今季限りで現役を引退する山本昌。
しかし山本昌は「打者ひとり限定」登板となるため、実質的にはすでに3年連続2桁勝利をマークしている大野が二番手で広島打線と対戦する。
広島打線は今季、2度大野と対戦。8月20日のナゴヤドームでは8回でわずか2安打の1点止まりで白星を献上。9月9日のマツダスタジアムでも7回4安打で1点しか奪えていない。
そうなると、前田健太がいかに中日打線を封じるか、が試合のカギを握る。
理想は七回、ないしは八回までを前田健太が踏ん張り、八回以降はリードを保ったまま大瀬良、中崎…。
ただブルペンには福井、ジョンソンに加えて黒田も待機する予定であらゆる状況を想定した対応が可能だ。そうなると九回、ラスト打者ひとりで「黒田、倉の80歳バッテリー」もあり…か!?
なお黒田が救援すればドジャース時代の2009年7月12日のブリュワーズ戦以来。
そして国内では2006年10月16日の旧広島市民球場、九回二死から「広島残留」を祈るファンの前に、右肘の炎上を押して登場し46日ぶりに雄姿を披露した、あの時以来となる。