一歩も譲らぬ歴史をつくるための戦い
Vプレミアリーグの、最終戦にして、最高峰の戦い。
ファイナルラウンド優勝決定戦。
JT パナソニック
21 - 25
25 - 13
16 - 25
25 - 19
10 - 15
一歩も譲りませんでした。
パナソニックが優勝経験があるから、とか、感じさせませんでした。
ここまで戦って、戦い抜いて、今ここに立っている。その自信が選手から感じられました。
越川さんが言ってました。
「僕が入ったから強くなったんじゃなくて、僕が入ってからチームが変わったんだ」と。
ビスコ監督と越川さんの加入。
JTに化学変化が起きたのです。
どれだけ仲間のことを考え、どれだけカバーし合えるか?それがJTバレーの原点
今日の試合でも、試合の行方を左右するようなミスはありました。
調子がなかなか上がらない選手もいました。
でも、誰かが誰かの代わりをし、サーブがダメならレシーブで、レシーブダメならアタックで、レギュラーが調子上がらなかったら控えの選手が、
頑張って、頑張って、
声を出して、声を掛けて、
コートの中を躍動してました。
第5セット終了。
パナソニックのコートには雄叫び。
JTコートは、お疲れ様のハイタッチをしながら、泣いていました。
安井さんは涙止まらず。越川さんも泣いていました。井上さんは泣くまい、と頑張っていましたが目が真っ赤でした。イゴールさんは怒ってました。八子くんは眉をへの字にして、でもやっぱり自分に対して少し怒っているように見えました。
新監督就任1年目の飛躍と、この先に待つ試練
ビスコ監督1年目で、この決勝の舞台まで来ました。
来年はますます研究され、苦労するでしょう。
でも、こちらもその分また上乗せして成長して、またこの舞台に来ましょう!
選手からは、負け犬根性も気負いも感じませんでした。
東京体育館に集まったファンも熱かった。
リーグは今日で終わりですが5月1日から「黒鷲旗」があります。
そしてシーズンオフに入ります。
来年も、一緒に熱く戦えるように、
また一年間頑張ります。
(文責・ちゃこ)
※勝負の分かれ目はファイナルセット6-8からの2連続失ポイント。イゴール、越川両選手の攻撃を封じられた場面です。時間にしてわずか1,2分…創部83年の歴史を変えるためにはあの1,2分に勝ち切るタフさが必要になってくるのでしょう。レギュラーRから福岡、東京。ほんとにいい戦いの連続でした!お疲れさまでした。(ひろスポ!編集部)