冷え込みの厳しい日暮れの高台でサッカーフィールドテスト前のアップを行う選手たち
アンジュヴィオレ広島が3月10日、広島市内でサッカーフィールドテストを行った。
テストは次の5種目。
・10メートルごと40メートルまでのタイムを計る10M&40Mスプリント
・両足踏み切り垂直跳びの各種ジャンプ
・10M×5、シャトルラン
・両足踏み切りから片足ジャンプで5度前に飛ぶ、バウンディング
・シグナル音に合わせて、20メートルの往復走を繰り返すYo-Yoテスト。持久力測定のテストで、連続で走り続けるテストのみでなく1往復ごとに休息を設けることにより競技に近い持久力を測定できる。繰り返していくうちに、シグナル音の間隔が短くなっていき、音に遅れることなくゴールできた回数で評価する。
日中から冷え込みが厳しく、小雪も舞うコンディションの中、テストの準備が進められた。
女性スタッフらと準備を進める高橋さん(中央)
テストを担当したのはアンジュヴィオレ広島をメディアカル面で全面的にサポートしている医療法人社団 飛翔会グループの高橋大輔さんと4名の女性スタッフ。高橋さんは飛翔会グループのケアウイング曙トレーニングセンターでフィジカルコーチを担当しており、来週にはケアウイング曙での各種測定も予定されている。
ケアウイング曙
www.hishokai.or.jp/shisetsu.php#7
準備が進む中、選手たちもグラウンドへ到着。市川苑佳選手(左)と葛馬史奈選手
テスト開始前にスタッフ同士で打ち合わせ
高橋さんらは機材やマーカーを手際よくグラウンドに配置すると、全選手を集めてテストの狙いや注意点について説明。その後、グループごと効率よくテストを実施して、その数値が次々と書き留められていった。
「サッカーフィールドテストは、なでしこリーグでの集計結果が公表されているため、アンジュヴィオレ広島の選手ひとりひとりが、現在どのレベルにあるかを把握することができます」と高橋さん。
テスト終了後、選手に話をする高橋さん
アンジュヴィオレ広島の記念すべきなでしこリーグ2部開幕戦は3月29日(日)(AC長野パルセイロ・レディース戦、南長野運動公園総合球技場)ともう目の前に迫ってきており、チームとして個々の選手の身体能力を改めてチェックすることで、そのデータを戦術面、戦略面に活用することになる。