5月26日のウエスタン・リーグ、オリックス戦で4打席に立った栗原
開幕から二軍で調整を続けている広島の栗原健太が5月25日、山口・由宇練習場で行われたウエスタン・リーグ、オリックス戦に六番ファーストでスタメン出場した。
レフト方向への打球はまだ本来の伸びを欠き、結果は4打数無安打だった。
ウエスタン・リーグでのこの試合終了後の成績は21打数2安打。
栗原は2011年に一軍で全144試合に出場したが12年は21試合、13年は24試合、そして昨年は一軍出場ゼロに終わった。
三度の右肘手術の影響で、「右手の押し込み」が効かない打撃になり、持ち前の長打力が影を潜めて久しい。
一軍には”古巣復帰”の新井貴浩に加え、エルドレッド、シアーホルツらファーストを守れる大砲がひしめき合っている。
そこに割って入るには、やはり本来の長打力を生かした打撃スタイルを取り戻すしかない。
コンディションと相談しながらこれまでは代打中心での出場となっていたウエスタン・リーグでまずはスタメンに戻り4打席立つ中で実戦勘も取り戻していく。
現在、広島の二軍はウエスタン・リーグ首位を走っており、緊張感のある舞台でもう一度、持ち前の勝負強さも磨いていくことになる。