(撮影・春木 睦子)
日本サッカー協会は7月23日、東アジアカップ(中国・武漢で8月2日開幕)日本代表メンバー23人を発表した。FIFAの定める国際試合日ではないため、国内組だけで編成される。
「若い選手を多く選んだ」とハリルホジッチ。サンフレッチェ広島からはDF水本裕貴とFW浅野拓磨が選ばれた。10日に発表された予備登録メンバーに名前のあったMF柴崎晃誠、MF青山敏弘、DF塩谷司の選出は今回は見送られた。(塩谷、柴崎は故障調整中)
夢の始まりは8月、酷暑の武漢から。
そして、スピードスターにも白羽の矢が立った。
あの歓喜の夜、
埼玉スタジアム2002で勝利の雄叫びを挙げた、
あのかけがえのない時間と空間…
その存在感、そのプレースタイルは視察したハリルホジッチ監督の気持ちをかきたてたに違いない。
前回、5月12日、13日の代表合宿に最年少20歳で初参加した時は”右サイドで風になる”、その感覚をつかみかけた。
浦和レッズ戦では中央からのドリブル突破から同点ゴール、さらには決勝ゴールアシスト。
5月の合宿に続いて代表に”同伴”する水本(国際Aマッチ出場7試合)は「自分の持っているものを出しながら拓磨にイキイキとプレーさせられるようにしたい」と笑顔を見せる。
当の本人は「代表はまだ先ですけど、緊張感はちょっと出てきました」とやはり笑う。
そして「代表でピッチに立つことがあれば普段やっているプレーをしっかり出して広島のサポーターの方にもいい姿を見せられるように頑張りたいと思います」。
夢の第一幕は8月の中国から。中国3大酷暑の街のピッチに立ち、右サイドから起こす小さなつむじ風は、やがて勢いを増しながらロシアへと向かっていく…。
水本コメント
日本代表に選出されて光栄です。優勝を目指してチーム全員の力を合わせて頑張ります。応援をよろしくお願いいたします。
浅野コメント
日本代表メンバーに選ばれてすごく嬉しく思います。年齢ではチームで一番下になると思いますが、自信を持ってプレーしたいと思っています。また、普段から応援してくださっているサンフレッチェサポーターのためにも、中国でしっかり戦ってきます。応援をよろしくお願いいたします。
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