被爆70周年記念展示「あの頃のひろしま」ポスターより
マツダスタジアムでは8月4日から阪神を迎えての3連戦が行われる。8月6日に旧広島市民球場時代も含めて公式戦が行われるのは2013年以来2度目。5日は「ピースナイター」が実施される。
8月、広島を訪れる県内外のカープ女子、カープ男子は、マツダスタジアムだけでなく広島市内各地で開催されている戦後70年の関連のイベント見学などに、酷暑に負けず足を伸ばしたいところ。ということで企画展3つを紹介する。
〇被爆70周年記念展示「あの頃のひろしま」
旧日本銀行広島支店(中区袋町5番21号、紙屋町交差点から地下街シャレオを通りから徒歩7、8分圏内)、開催中~8月16日(日)まで、午前10時から午後5時、入場無料。
港や鉄道が整備され、軍事施設や学校がつくられ、華やかに発展した広島の明治以降の広島市の歩みや、原爆による壊滅的な被害から、力強く復興を遂げたひろしまの過去を、当時の写真や生活用具で再現する。「赤ヘル」も展示されている。
問い合わせは広島市市民局 文化スポーツ部 文化振興課 文化振興係
電話:082-504-2500
メールアドレス:bunka@city.hiroshima.lg.jp
〇戦後復興と広島東洋カープの歩み
広島市まちづくり市民交流プラザ(中区袋町6番36号、袋町小学校に併設、紙屋町交差点から地下街シャレオ経由で徒歩7、8分圏内)、開催中~8月10日(月)まで、午前9時30分から午後8時、入場無料。
戦後の広島の復興とカープの歩みを対比させてパネルで展示。広島市収蔵品の展示や「ミスターパーフェクト」外木場義郎さんの出演する特別映像企画「カープOBが語る復興の歩み」など。
隣接の袋町小学校には平和資料館が併設され、広島市のHPでは次のような説明がなされている。
爆心地から460メートルの位置にある広島市立袋町小学校(当時袋町尋常高等小学校)は、原爆によって大きな被害を受けました。当時、多くの児童は集団疎開や縁故疎開により被災を免れましたが、残っていた百余名の児童、そして教職員のほとんどが一瞬にして命を失いました。木造校舎はすべて倒壊・全焼し、唯一鉄筋コンクリート造だった西校舎だけが外郭のみ原型をとどめ、避難場所や救護所として、児童・教職員や地域の人々の安否を尋ねる場となりました。人々は、床に散らばるわずかなチョークで、焼けた壁に伝言を記しました。授業が再開されたのは、昭和21年(1946年)5月でした。
平成14年(2002年)、老朽化した校舎の建て替えに伴い、被爆した西校舎の一部が袋町小学校平和資料館として保存されました。「伝言」の書かれた内壁の一部をはじめ、残された貴重な被爆資料を展示するとともに、被爆後の学校の様子を紹介しています。
問い合わせは、広島市都市整備局都市計画課
電話:082-504-2567、
もしくは広島市まちづくり市民交流プラザ
電話:082-545-3911
メールアドレス:m-plaza@cf.city.hiroshima.jp
〇カープと広島の復興物語展
古田公民館(西区古江西町19番15号、紙屋町から広電で宮島線直通30分圏内の古江下車、徒歩5分、車で紙屋町交差点から混雑なしの場合国道2号線などを使い20数分圏内)、開催中~8月10日(月)まで、8月4日、6日は館日。午前8時30分から午後10時、入場無料。
球団草創期の貴重な品々を公民館1 階ロビーで展示。昭和20~30年代のカープ選手のユニフォームやグローブ、記念バット、県民市民が後援会をつくり球団を支えた株券ほか計8点。1975年カープ初優勝や1979年の日本シリーズ制覇を報じた中国新聞も展示されている。
同館の為政久雄主事(53)は旧広島市民球場にほど近い市立基町高校の出身で、長らくカープととに過ごす生活に親しんできた。そんな思いも込めて「カープは市民の希望の星!、広島復興の象徴であり、カープを通じて当時に思いを巡らせていただくきっかけになると思います」と企画展の狙いを説明する。
イベントチラシ
www.cf.city.hiroshima.jp/furuta-k/27chirasi/27-8carp.pdf
問い合わせは古田公民館・為政、電話:082-279‐9001
旧広島市民球場の賑わいと原爆ドーム
70年前の8月6日、屍の川と化した水面を遊覧船が行く(2015年1月撮影)
〇参考・広島市HPに紹介されてる平和関連行事
www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1435037756610/index.html