広島は2月14日、今季初の対外試合を宮崎市清武総合運動公園でキャンプ中のオリックスと行った。
試合は両翼100メートル 、中堅122メートルの第1野球場・SOKKENスタジアムで行われたが初回の広島の攻撃から仰天!の連続となった。
広島打線は四番にバティスタ、五番にメヒア。二人はともに広島の運営するドミニカのカープアカデミー練習生。
オリックス先発は左腕の松葉…。で、バティスタの打球は3ランとなって左中間フェンスを越えていった。
#145バティスタを出迎えるメヒア(左)
だが、もっと驚かされるのはそのあと…。
続くメヒアもレフト越えにライナー性のホームランを打ち込んだ。変化球を見送ったあとの2球目のストレートを見逃さなかった。
192センチ、104キロの巨体でフルスイング…
バティスタはその後”打ち止め”となったがメヒアは止まらない。
第2打席は松葉が勝負を嫌って四球。オリックス二番手・佐藤峻一との対戦となった第3打席もレフトフェンス手前まで飛ばしてスタンドのどよめきを誘った。
メヒアの打撃は”神がかり”だ。
ネクストではバットに重たいバットリングをつけても、まるでヌンチャクのように軽々と振り回す。
バットを自在に操るメヒア
さらに真剣に祈る。毎打席必ず、だ。
迎えた第4打席、オリックス3人目の山崎福也からもレフト前にライナー性のヒット…
第5打席は左飛に終わったが打球はすべて左方向で無限の可能性を感じさせるその内容は、エルドレッド、新加入のルナ、プライディが揃う充実した外国人野手たちに負けていない。
メヒアの特徴はボールをじっくり見て一撃で仕留めること。この日、5打席に立ちスイングしたのはわずか5回…。
際どいコースを見送るメヒア、柔らかい…
練習生はオープン戦には出場できない。だが、これだけのポテンシャルがあれば、昨季得点力不足に泣いた広島打線の救世主となれる可能性を秘めている。
すでに外国人選手6人を抱える広島ではあるが、この日、メヒアの凄さを目の当たりにしたファンとすれば、いや緒方監督も、ぜひこの先見てみたい選手のひとりとして「メヒア」の名前をあげるだろう。
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