明治安田生命J1リーグ第2ステージ第6節、ガンバ大阪対サンフレッチェ広島(7月30日、市立吹田スタジアム)
サンフレッチェ広島がガンバ大阪の2倍の14本のシュートを放ちながら0-1の完封負けを喫した。無得点ゲームは5月13日の柏レイソル戦(エディオンスタジアム広島)以来、12試合ぶり。後半7分に宮吉のパスをカットされて最後は阿部にミドルシュートを決められた。
後半20分には新外国人のアンデルソンロペスを、31分には佐藤寿人を投入したが、ガンバ大阪の堅い守備に跳ね返された。
年間順位でもトップをいく川崎フロンターレは湘南ベルマーレに3-2で勝ち、第2ステージ勝ち点16。同じく年間順位2位の浦和レッズもヴァンフォーレ甲府に2-0で勝って勝ち点16の2位と盤石。サンフレッチェ広島はそこから大きく離され勝ち点8で8位。第2ステージ優勝へは、2敗目を喫したことで早々ともう負けられない状況になった。
サンフレッチェ広島の年間順位は4位で10勝7分け6敗。3位の鹿島アントラーズがサガン鳥栖に0-1で負けたため、3位までの勝ち点差は9のまま。
サンフレッチェ広島は年間勝ち点1位となった昨季、23勝5分け6敗だった。
年間順位1位の川崎フロンターレの得失点差はプラス27で頭ひとつ抜けているが2位の浦和レッズはプラス17、3位の鹿島アントラーズはプラス20でサンフレッチェ広島のプラス16は悪くない。
しかし相次ぐ主力の離脱や選手の移籍でチームのバランスを構築するのが精いっぱい…、こつこつと積み上げる自慢の堅実さに欠いている。
もう1試合も落とせないところに追い込まれての8月、踏ん張りどころの4試合で、Jリーグ王者の意地を見せつけることができるか?相手は年間順位で16位の名古屋グランパス、17位の湘南ベルマーレ、11位のベガルタ仙台、8位大宮アルディージャだ。