広島は7月29日、ホームでDeNAとの3連戦初戦に3対19の大敗を喫した。
DeNA打線に5発を含む24安打を打たれた。
内訳は先発の野村祐輔が筒香に初回と四回に3ラン、ロペスにも三回に2ランを浴びて計8ラン。二番手の仲尾次オスカルは五回に桑原に3ランを許すなど1イニング被安打7の6失点。三番手は2年ぶりに一軍登板した久本が梶谷に満塁弾を打たれるなど計5失点だった。
DeNAの攻撃はその後もすさまじく七、八回を投げた九里からも4安打、九回の今村からも代打の後藤が左前打と最後までボール球には手を出さず、しぶとくバットを振り続けた。
広島入りするまで4カード連続勝ち越し、と勢いのあるDeNAはその間、5点以上奪った試合はすべて勝ちに繋げ、負けた4試合はいずれも3得点以下。その傾向ははっきりしていた。よって、三回、ロペスの2ランが左中間スタンドに飛び込み初回の3点と合わせて5点となった時点でもう勝負あり、だった。
緒方監督が野手総合コーチとして一塁ベースコーチを任されていた2010年、野村監督の1年目にも似たようなことがあった。しかも2回も…。
6月7日、福山でのオリックス戦。石原の2ホーマーなどで10点を奪いながらその倍以上の21点を奪われた。オリックス打線に10者連続安打など5本塁打を含む25安打を許した。
8月25日の京セラドーム、阪神戦は8対22の記録的大敗となった。5人目の梅津は延々45分間投げ続けてひとりで10失点、野村監督は試合後の会見を拒否した。
2010年は前田健太が投手三冠に輝いた年で「マエケンひとり投手王国」などと揶揄されたシーズンでもあった。
貯金20を誇り、セ・リーグダントツの戦力と順位をキープする今とでは状況はまったく異なるが、それでもこれだけやられれば「ファンに申し訳ない」(緒方監督)となるだろう。
しかもDeNA・ラミレス監督は「我々はノムラもクロダもオカダ(3戦目先発予定の岡田明丈)も3割以上打っている」と自信をのぞかせる。
昨季、広島はDeNAに8年ぶりに負け越した。
今季もまたこれで7勝8敗と後手に回り、何より32勝14敗1分けと圧倒的な強さを誇るマツダスタジアムでも3勝4敗の負け越しとなった。
こうした状況で第2戦の先発マウンドに上がる黒田には重圧がかかる。日米通算200勝“明け”のメンタル面も気になるところだ。
なお、昨季の黒田はマツダスタジアムでのDeNA戦2試合に投げ計11回で7失点自責5の0勝1敗。今季は2試合、合計11回で失点自責とも4の1勝0敗となっている。
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