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2016年08月05日
編集部

福山大学、総理大臣杯サッカーでみたび「打倒!鹿屋体大」、勝利のカギは「一瞬のスキすら与えぬ集中力」

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福山大学
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福山大学が第40回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで「全国の壁」を打ち破る。

中国第1代表の福山大学は8月6日の初戦で、九州第1代表の鹿屋体育大学と当たる。一昨年の同大会と昨年のインカレに続いて3年連続での対戦となる。

過去2戦はいずれも早い時間帯に失点して「九州でも頭ひとつ抜けた存在で、全国大会優勝も狙える相手に落ち着いて試合をさせることになった」(福山大学・吉田卓史監督)との課題が残された。

よって今回、3度目の正直で九州の雄を倒すためには「前半のスタートからいかに積極的にプレーできるか、そして一瞬の隙すら与えない集中力を保てるか」(同監督)が最大のポイントになる。

7月の2016全広島サッカー選手権大会決勝戦でも社会人のSRC広島に「一瞬のスキ」を突かれて天皇杯切符をつかみ損ねた。大学の期末試験との兼ね合いで限られた練習時間しかとれない中、最終調整では互いの連動を確認しながら「集中」する部分を徹底した。

100人を超える部員たちには一体感があり、主力の中に出ていた故障者も戻ってきたこともプラス材料だ。

自分で考える。
自分から行動する。
何事も全力で取り組む。
基本に忠実&ルールを守る。

同部の基本中の基本の行動指針が、全国の舞台で試されることにもなる。

当然ながら相手の力量を考えれば攻め込まれて、苦しい時間帯が多くなることも予想される。そこで、いかに全員で粘り強くゴールを守り、逆に一瞬の隙をついてチャンスをものにできるか?

現メンバーは早くから公式戦出場で経験を重ねてきた選手が多く、昨年の全国大会メンバー7人がそのまま残る。泥臭く戦うスタイルを貫くことができれば、名のある強豪とでも十分戦えるポテンシャルを秘めている。

鹿屋体育大学戦は兵庫県三木市の三木総合防災陸上競技場で8月6日、午後3時30分キックオフ。

MF 國師龍也選手の話 これまでやってきたことをすべて出し切り悔いの残らないよう戦いたい。前線の選手がどれだけ限定して、なおかつハイプレッシャーでボールを追えるか。速い攻撃が持ち味。ボールを取ればシュートで終わりたい。

DF 越智拓巳選手の話 3度目の正直、応援してくださる方たちのためにも必ず初戦突破を。そのためには常に足を止めずハードワークでいきたい。ひたむきに90分走って、今年の福大は一味もふた味も違うぞと思わせたいですね。

MF 前原翼主将の話 昨年のインカレは1-5で完敗、実力差を認め、必ず全国の舞台でリベンジするんだという気持ちでみんな一緒にやってきました。全員で積極的に守り、そこからのカウンター。素早く攻撃に繋げることで勝機が広がってくる、と思っています。

福山大学
早朝練習を続けてきた福山大学イレブン

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