地元広島のB.LEAGUE B2クラブ、広島ドラゴンフライズの応援に駆けつけた時の菊池、菊池ならバスケでもすっゴイ!プレーが十分に期待できそう、だ…
記者投票で決まる2016年度三井ゴールデン・グラブ賞が11月8日、発表された。
25年ぶりにリーグ優勝した広島からは捕手部門で石原(初)、二塁手部門で菊池(4年連続4度目)、外野手部門で丸(4年連続4度目)、鈴木誠也(初)が選ばれた。4人は12球団最多。
セ・リーグの有効投票数は265で、菊池の257票は12球団全ポジションで最多。2位のヤクルト・山田は7票で大差がついた。
菊池の守備力については今さら語るまでもないが、その素晴らしさは、あれだけの動きをしてもヘバらない、その体の強さにある。
プロ2年目の2013年からゴールデングラブ賞を撮り続けているが、この年すでに141試合に出場。14年は全144試合に、15年は全143試合にスタメンで出場、今季は2試合ほどスタメンから外れたが、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ、そして日本シリーズの計10試合にもすべてスタメンで出場した。
体調が万全でなくても試合に出続ける。あれだけのスピードをもってプレーしていれば、ひとつ間違えば大けがをする可能性もある。
事実、レギュラーシーズン終盤、9月8日の中日戦ではファウルフライを追いかけてマツダスタジアムのフェンスに右ひざを強くぶつけて負傷した。
そのほかにも口には出さないがいろいろケガと戦いなから試合に出続けた。
今季のセ・リーグ盗塁王はヤクルトの山田で30盗塁だった。2位がチームメートの田中で28盗塁、5位も名コンビで知られる丸で23盗塁。菊池は13盗塁止まりだが、本調子なら山田さえも脅かしていた可能性がある。
さらに菊池は打撃面でもリーグ最多の181安打で最多安打のタイトルに輝いた。
今回の小久保ジャパンにも招集され、そのプレーはすでに”世界標準”となっている菊池だが、オフの間にフィジカル面のケアを万全に行い、心身ともにリフレッシュして来季を迎えたなら、守備以外でも我々を「異次元」の世界に引き込んでくれそうな気配、である。