悲願のVプレミアリーグ優勝、祝勝会で関係者に囲まれる越川さん
初優勝後の昨季は苦しかった。
3年契約が切れる越川さんがどうするのか気になった。
キャプテンバーは3年目も付けていたし、そのまま辞める、ということはないだろう、とは思ってた、けど。
そして、深津にキャプテンを譲って、単年契約。
あぁ、やはり、越川さんはJTで現役最後まで、…じゃあないんだろうな。どこかを見てるんだろうな。
と思った。
「1番自分を必要と言ってくれた」とJT入りの会見で話してた越川さん。
今回の決断もそこが大きかったと言っていた。
インドアか、ビーチか。
1番必要とされているのはどこか。
そして、リオ五輪(予選)の全日本代表からの理不尽な落選。五輪に掛ける思いの強さ。
越川さんの想いの強さ。
バレーボールに対する真剣な想いに、JTサンダーズは引っ張ってもらった3年間だった。
古参のJTファンは少なからず私と同じ思いを持ったのでは…?
越川さんがサントリーを出る、と聞いた時、
「国内移籍?ま、うちじゃあないよな」
と。
だって、サントリーの越川、赤の7番、は、JTサンダーズの天敵だったから。
レギュラーを外されてた時期もJT戦だけはスタメンで出てきて、打ちまくり、止められまくるという印象しかなかったし。イタリアに行く前は、レセプションが悪いのがたまにキズだったのが、イタリア帰りでは見違える完成度でヤバい感じ。移籍直前のシーズンでもやられまくった印象しかなかったし。
「JTグリーンのユニフォーム着てるとこを、最も想像しにくい」選手だった。
ところが!
いざ、JTに来たら。
!!!!!
そうか!!︎JTに足らなかったのは、越川優というピースだったのか!
というくらい、ピタリ!!
JTには「強いリーダーシップをもつエース」が必要だったんだ。
しかも、下位に低迷する時期が長過ぎ、負けグセがついていて、勝ちに対する貪欲な渇望が欠如していた。
越川さんは、それをJTにもたらしてくれた。
そして、私たちJTファンを、待望の東京体育館に、引っ張っていってくれた。
バレーボールは楽しい。
でも、勝利すれば、もっと楽しい。
それを教えてもらった。
今の、バレーボール協会の方向性には、私も疑問がいっぱい。
MVPの越川さんを選出せずに、五輪最終予選の無残な敗戦。忸怩たる思いでいたと思う。
思い返せば、JTが初優勝した時にMVPに越川さんを選び、祝辞を述べたバレーボール協会会長のコメントは失礼極まりなかった。はあ!?︎あなた、優勝はサントリーの方が良かった、って暗に言ってますが?!この、歴史ある、猫田さんのおられたチーム、下部リーグに一度も落ちてなくて、初めての優勝をしたチームに、それ!って思いました。
協会のトップは、バレーボールを、越川さんほど愛してはいない。別のところを見てる。
だから、インドアからビーチに行って、バレーボーラーとして東京五輪に行く、という選択なんだな、と。
大切なこの時期に発表、は、ビックリだけど、越川さんの、自分の退部・ビーチ転向も運気にしてやる!という気概を感じる。
とにかく、JTサンダーズの面々はメンタルが弱いんだ…。自分で自分に暗示掛けてんだ。それを、壊せ!
と越川さんは言ってる。
会場を緑色で囲んで、鼓舞しろ、と私たちファンに言ってる。
私たちはそれに応えなきゃ!
明日のJTサンダーズを一緒に探すんだ!
越川さん!東京体育館までグリーンユニフォームで行きたいです!
(ちゃこ)