セットカウント1-1、第3セット前のJTサンダーズベンチ
2016-17 Vプレミアリーグ男子、第3レグ 初戦・堺ブレイザーズ戦(1月14日・土曜日 、和歌山ビッグホエール)
第5位と10ポイント近く離されている2チームによる、ファイナル6進出の「6個目の席」を巡る対決…。よもや、第3レグ初戦の堺ブレイザーズとの対戦がそんなことになるとは。
試合開始前のアップでは、あまり身体を作っていなかったメンバーが先発…。うーむ…。平常心を作っていたのだろうか?でも、相手のホームゲームだから、会場全体が何だか黄色いし、テンション低い入りになってしまい、…また不安が頭をよぎる。
先発メンバーは、
WS:越川、吉岡
MB:筧本、安永
S:深津
OP:ルブリッチ
L:唐川
…このメンバーでいいイメージがあまりないのだけど。
第4セットまで、安永に代えて八子がピンサ出ただけ。Lの交代も一切なし。第5セットから、安永に代えて町野が出たけど、時すでに遅し。
第5セット、負けられない…
第5セット競り合うも…
第1セットの時には、控えサークルも「いつでも行くぜ」的な雰囲気だったのに、第4セットは、声も出てないし、誰も「出る気ない」。
第4セット取られた時には、既に「敗戦の悲壮感」が。
ホントに、メンタルが弱いなあ。
試合結果は、
23-25
25-17
25-19
21-25
11-15
セットカウント2-3競り負け。ポイント1はゲット出来たため、堺と順位は入れ替わらなかったものの、5位から向こうの姿がどんどん遠ざかる。思い返してみたら、試合の重要ポイントは、第1セットに凝縮されていたと思う。
第1セットのJTサンダーズです
×越川さんのアタックが決まらない。
×越川さんのサーブが入らない。
×吉岡くんのサーブウォッチのミス。
×唐川くんのレセプションの不安定さ。
〇筧本くんの諦めない、ブロック二度飛び。
〇越川さんの数字に表れないスーパーレシーブの数々。
〇ルーベのアタック(丁寧さ)は
×センター攻撃の少なさ。
第4セット、10-5でリードしてたとこから逆転されてこのセット取られた時に、集中力が切れて、顔が負けてしまってた。
このセット、セッターを変え、第3セットから、新人のWS高野を下げて、千々木・伊藤ペアにしてきた堺に対し、JTは守りに入ってしまった。
ベンチのオーラも無くなってしまった。集中力を保つのは、ホント大変。
第3セットを失い、セットカウント1-2になり、今日順位が入れ替わることはない状態になった時、堺ブレイザーズは「開き直り」、JTサンダーズは第4セットを逆転された時に「悲壮感いっぱい」になった。
この差なんだろう。
これでは…
チャレンジマッチに、もしも行くようなことがあった時に、昨シーズン、サントリーは圧倒して勝ったけど、JTは萎縮して、力を発揮出来ず、ズルズルと落ちてしまう危険性があると思う。
自分たちの中にある弱さに、きちんと向き合っていく必要がある。本当の敵は、自分自身の中にいるのだから。
でも、ちょっと言わせてもらいたい。
広島は、歴史的に、バレーボールを育む土壌があり、会場運営・コートサポート・応援マナーが、本当にしっかりしている。
今日の和歌山はどうか。
JTが奇数セットにスタートしたコート側の、エンド側のボールボーイは拙かった。越川さんのサーブへの集中力が途切れたのは、彼らの影響もあると思う。越川さんは第1セットこそ意見してたけど、第3セットは諦めてた…。まあ、そんなもん、と。
質のいい試合をみるためには、そういうところもしっかりしたい。
応援マナーもそう。「地元」だから許される、というのは、ない、ということ。応援団席から出てきて、走り回る応援団長を、堺ブレイザーズ以外には私は知らない。人気絶頂のサントリーも、今調子が上がっている東レも、そんなことはしない。「地元」だから、と言って、試合開始前に、会場全体に応援練習を強要するのも、私は堺ブレイザーズ以外には見たことがない。
この大雪の中、広島から移動してきて、この仕打ちに合うと、ホント、こっちも凹む。バレーボールをつまらなく思ってしまう。これは、考えていかないといけないよなあ、と思う。
JTサンダーズは、今日は、試合には負けたけど、ポイント1を取ったことで、かろうじて、堺ブレイザーズを上回り6位に止まった。この後の第3レグ、6試合、JTサンダーズにとっては厳しいものになる。第4セット、明らかに足が動いてない安永と吉岡を交代させられないJTは、本当に厳しい。
八子くんの足が心配だ。
久原くんは、「出る!」気を抜いてはいけない。唐川くんのレセプションは力が入り過ぎていて不恰好。お互いをチェックしあって、質の高いレセプションをいないと、本当に厳しい。
来週は、東京都大田区体育館で、サントリーと合成戦。一場面も気を抜かず、集中して、試合に臨もう。
頑張れ!JTサンダーズ!
(ちゃこ)