広島ドラゴンフライズは4月9日、広島サンプラザホールで鹿児島レブナイズと対戦、93-74で「土日連勝」を果たし、試合のなかったB.LEAGUE B2西地区首位の島根スサノオマジックに2ゲーム差に迫った。島根スサノオマジックのプレーオフ進出マジックは5、地区優勝マジックは6。
今節は島根スサノオマジックと熊本ヴォルターズが”潰し合う”かっこうとな星を分けた。その間に広島ドラゴンフライズは前に半歩前進、後ろに半歩差をつけたかっこう。
4月7日 島根スサノオマジック71-61熊本ヴォルターズ
4月8日 島根スサノオマジック64-66熊本ヴォルターズ
※いずれも熊本県立総合体育館
西地区トップ3成績(4月9日時点)
島根スサノオマジック 43勝9敗、勝率8割2分7厘
広島ドラゴンフライズ 41勝11敗、勝率7割8分8厘
熊本ヴォルターズ 39勝13敗、勝率7割5分
土曜日のゲームを3桁得点でモノにした広島ドラゴンフライズは鹿児島レブナイズとの第2戦でも第2クォーターで大きく差を広げて流れを引き寄せた。
ダニエル・ディロン、坂田央でリズムを組み立て、アジーズ・エンダイのオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスで得点。北川弘もボールをプッシュして速い展開で押し込むと、当たりが戻り自信を深める田中成也も3Pを決め45-33で第3クォーターへ。
そのまま20ポイント差をキープして第4クォーターに入り小林大起の3Pも決まって勝負あり、多彩な攻撃でアリーナを沸かせた。
5月13日からのB2プレーオフ進出を賭け、レギュラーシーズンはあと8試合、次節はアウェーでの愛媛オレンジバイキングス 戦。次回ホームゲームは4月22日、23日の香川ファイブアローズ戦。
B.LEAGUE B2 第26節
広島ドラゴンフライズ93-74鹿児島
1Q:19-16
2Q:26-17
3Q:23-15
4Q:25-26
今シーズン成績:41勝11敗
小島建興マンオブザマッチ:#27小林大起
会場:広島サンプラザホール
入場者数:2085人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
鹿児島:#3鮫島和人、#6ビクラムジット・ギル、#12藤田浩司、#41松崎圭介、#51安慶大樹
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#0アジーズ・エンダイ22点
#12ダニエル・ディロン16点
#21コナー・ラマート 14点
#5山田大治12点
◆リバウンド
#0アジーズ・エンダイ9リバウンド
#24田中成也 6リバウンド
#36仲摩匠平6リバウンド
鹿児島レブナイズ
◆得点
#6ビクラムジット・ギル26点
#3鮫島和人10点
#22中園隆一郎10点
◆リバウンド
#6ビクラムジット・ギル11リバウンド
#22中園隆一郎5リバウンド
広島ドラゴンフライズ・佐古賢一HC
今日は1Qで少し受けてしまう時間が見られたが2Qからやりたいことが形になって、ディフェンスのコミュニケーションミスを出さずに戦うことができた。全体として質の悪いターンオーバーが気になったが、ディフェンスで頑張れた。昨日、今日は普段プレイタイムが短い選手がコートに立ち、きっちりと今シーズンの我々の戦いを理解し表現してくれた。その意味でチームとして完成度は上がってきていると思う。
今日の4Qも点差としては負けているが、やりたいことはできていたし、昨日今日でコミュニケーションの重要性をより理解しステップアップできたと思う。我々は全て勝つしかないので、一戦一戦40分間緊張感を切らさない良いゲームで勝ち進んでいきたい。
広島ドラゴンフライズ・朝山正悟
今週ゲームに臨む上で、難しい部分はあったが、一つも負けられないという状況、プレーオフを見据えることをチームとしての共通理解としてしっかりもっているし、やるべきことも一人一人が明確になっているので、良い準備をして挑むことができた。これまでプレイタイムが短い選手がコートに立てたことは、来週からの練習、この先を考える上で、チームにとって良い刺激になるし、良い効果が生まれると思う。次節の愛媛戦は前回までの対戦とは全く違う相手になると思うので、激しいディフェンスから良いオフェンスを作って戦いたい。
鹿児島レブナイズ・鮫島俊秀HC
2日間ありがとうございました。悔しいの一言です。我々ができることは泥臭くリバウンドやルーズボールなどであきらめずに戦って、子どもが自分もプレイしたいと思えるバスケットを見せることだったが、もっと頑張れたのではないか、広島のファンからも拍手をもらえるプレイを見せられたのではないか、その姿を充分にお見せできなかったという面で悔しかった。