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2017年11月01日
編集部

広島の歴史は変えた、今度は日本の歴史を変える、「全面バックアップ」を受ける森保監督の思いは…

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森保監督
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「一勝一笑」のシャツに「いい言葉ですね」とサインするサンフレッチェ広島監督時代の森保氏(トップ画像説明)

 

第32回オリンピック競技大会サッカー男子の森保一監督就任会見が10月30日、都内であった。

その会見内容はインパクトが大きく、ネット上で繰り返し閲覧されている。

その中で、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「私たちサッカー協会は彼を全面的にサポートし、オリンピックで最大の成績を収められるようバックアップしていきたい」「まずは森保監督が何を望むか、何をしたいのか…」と述べている。

サンフレッチェ広島を3度、J1王者に導いた森保監督はそのたびに戦力の入れ替えを経験し、勝てば勝つほど試合数が増える環境下で多くの故障者を抱えるような厳しい状況に何度も直面した。

が、「その時々、いる者で戦う」と言い続け、不平や不満は一切、表に出さなかった。

それでもJリーグの指揮官として、あれだけの成績を残すことができた。同協会の西野朗技術委員長がリストアップした候補者の中から、最終的に白羽の矢を立てたのも頷ける。

そういう意味では、森保監督はこの先、これまでとはかなり違った環境下でメンバーを招集し、チームを強化していくことになる。

西野技術委員長からは会見の席上、「奇人、変人と周りにいわれる方が成功に結びつく」との助言も飛び出した。どんどん自分の思いを表に出し、必要と思うことはおカネのかかることでも要求して欲しい、という意味だ。

そこで森保監督がどんな”要求”を出すか、今後が注目される。ただ、予想はつく。

森保監督は広島で育ち、広島に暮らし、広島の街とともにJリーグを戦ったことで、ある意味、中央集権的なJリーグに”3本の矢”で風穴を開けることに成功した。

オール広島の発想だ。サンフレッチェ広島というクラブも市民・県民も行政も地元企業も一体となって大きな目標に挑む。その構図こそが一地方都市からの”逆襲”、”カウンター攻撃”にふさわしいスタイルだと信じていた。

そしてその厳しい戦いの終わりには、たくさんの「笑顔」が待っている、と信じていた。

その強い思いなしに、4年で3度ものJ1制覇などあり得ない。

だから、こんどは「広島」を「日本」に置き換え、世界と渡り合う。そのための「予算」は確かに必要だろう。日本中に笑顔の花を咲かせるために…

サンフレッチェ広島時代、すでにクラブW杯で3位になっており、すでに”予行演習”は終えているが、五輪代表を率いるとなれば新たな発想も必要になってくる。オールジャパンを実践するためにも、だ。

サッカーを普段は見ない人も巻き込んで、日本中がピッチに立つ日本代表に声援を送る、そんな環境を作ることで、西野技術委員長も会見で述べていたように、東京五輪の舞台に立つ全競技のアスリートと世界に挑む。

だが、森保監督の挑戦は2020年では終わらない。

会見の中で西野技術委員長は「オリンピックだけでなくてその先のサッカー界を見据えなければなりません」とコメントしている。

これは、東京五輪のピッチに立つ選手たちのフル代表への道を、当然意識したものであると同時に、森保監督のフル代表への道もまた暗示したもの、ということになる。

 

広島新サッカースタジアム取材班&森保ジャパン取材班

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