練習後、全員に「オフェンス」の手ごたえについて伝える朝山正悟兼任ヘッドコーチ(トップ画像左端)
ディフェンスからゲームを組み立てるスタイルの広島ドラゴンフライズがオフェンスでもジリジリとその力量を蓄え始めた。
2017年12月30日、31日に広島サンプラザホールであった茨城ロボッツ戦に連勝してB2リーグの前半戦を終えた広島ドラゴンフライズは年明けからのインターバル期間を経て1月20日、21日の熊本ヴォルターズ戦(熊本県立総合体育館)から後半戦に突入する。
昨季もプレーオフ進出を巡って争った熊本ヴォルターズは前半戦19勝9敗で西地区2位。ワイルドカードを狙う広島ドラゴンフライズは同じく16勝12敗で同地区4位。ゲーム差は3。いきなり連勝すれば相手の背中につけることができる。
広島ドラゴンフライズの全体練習は1月11日(木)から始まった。12日までの2日間はボールを使ってフィジカル強化トレを行い、13日、14日の土・日は、休み明けの体を「ほんと、きつかった」(北川弘)というぐらいまで実戦形式で追い込んだ。
週明け月曜日を休養日を当て、火曜、水曜、木曜と最終調整。1月19日(金)は熊本に移動して試合会場で軽めの調整を行う。
「先週土曜、日曜に相当追い込んだのですが、みんないい動きを見せていました。ケガなくそこを乗り切れたし、思ったほど疲れも残らなかった。順調です」(森田憲吾チームトレーナー)
坂田央をケアする森田憲吾チームトレーナー
キレのある動きで練習を引っ張る北川弘(青ビブス#5)
この日(1月17日)の練習も短いインターバルを挟んでの実戦形式が繰り返されたが北川弘、坂田央らがキレのある動きを見せ、全体的によく声も出ていた。
練習終了後の円陣では朝山正悟兼任ヘッドコーチが選手たちに向けて次のように話した。
「オフェンスがよくなっている。シュートもいいしタイミングもいい。誰もタフショットを打っていない。見てて自分らも守りづらい。自信を持つところと継続していくところ。そしてもうちょっと修正するところ。このチームは間違いなくディフェンスで戦う。そこは変わらないけどオフェンスもいい状態にある」
熊本ヴォルターズは前半戦合計で2175得点、1979失点の得失点差196。
広島ドラゴンフライズは同じく2158点と2110点で得失点差48。
熊本ヴォルターズは西地区で唯一、失点を1900点台に抑えている。
そのディフェンスを、守りでリズムを作りながら広島ドラゴンフライズがどう崩すか?
前半戦の終わり、上昇機運に乗りかけたチームの地力がいきなり試される。
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