マンオブザマッチはジャマリ・トレイラー(トップ画像)
広島ドラゴンフライズは4月14日、広島市西区の広島サンプラザホールでアースフレンズ東京Zと対戦して終始、ゲームの主導権を握り85-66で快勝した。
広島ドラゴンフライズは前節、4月7日にプレーオフ進出への道はが閉ざされた。残り9戦が”来季へ備えた大事な戦い”となる中で、モチベーションをキープしている。
15日(日)も同会場で午後1時30分からアースフレンズ東京Zと対戦する。
広島ドラゴンフライズ85-66アースフレンズ東京Z
1Q:22-14
2Q:20-17,
3 Q:23-15
4Q:20-20
入場者数:1560人
マンオブザマッチ:#0ジャマリ・トレイラー
シーズン成績:28勝24敗(B2西地区3位)
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#5山田大治、#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也
東京Z:#0シンミオン・バウアーズ、#1増子 匠、#17古牧昌也、#33西山達哉、#92村越圭佑
ホームゲームは残り5試合。東京Z#0バウアーズのディフェンスリバウンドからの速攻でリードを奪われて立ち上がるも、広島ドラゴンフライズはすぐに反撃。山田のインサイドで流れを作る。田中の3Pで9-8と逆転すると、坂田がフィジカルの強さを活かしてジャンパーでAND1。ディフェンスから流れが良くなった広島は24秒オーバータイムを奪って主導権を握る。トレイラーのディフェンスリバウンドから北川を経由してレイアップでAND1。15-8。その後もドリスドムが得点を積み重ねて22-14。
第2クォーター。 コッツァーを怪我で欠く中での戦い。トレイラーがミドルシュート、そのあと再び24秒オーバータイムを奪ってマイボールに。やはりドリスドムがコートに立つと推進力が生まれる。ドリスドムのドライブで得点を重ねる。残り5:25でドリスドムが下がりオンザコート1に。それでも朝山のジャンパー、山田から朝山へのナイスアシストもあってリードを保つ。外のショットは決まらないが、トレイラーのリバウンドでリズムを作る。43-31で後半へ。
第3クォーター。 ロングの3Pショットを東京Z#33西山が決め42-34。しかし北川のカットに山田がナイスアシスト。速い展開の中で少しバタバタ…東京Z#33西山が再び3Pを決め6点差。ここからトレイラーのハッスルプレイでリバウンドやルーズボールでポゼッションを取る。朝山がジャンパーでAND1。さらにスティールからドリスドムのドライブなど11連続ポイント。着実にフリースローもつないで65-46。最終クォーターも、 仲摩のスティールからの朝山3P、ドリスドム3P、仲摩のディフェンスリバウンドからボールをつないで、トレイラーのダンクなどで逃げ切った。
トレイラーはこれまでディフェンスやリバウンドなどでの貢献が光ったが、この日は19得点を挙げ、リバウンドも14と奮闘した。
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#3テレンス・ドリスドム20点
#0ジャマリ・トレイラー19点
#2朝山正悟18点
#5山田大治11点
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー 14リバウンド
#3テレンス・ドリスドム 5リバウンド
◆アシスト
#1村上駿斗6アシスト
アースフレンズ東京Z
◆得点
#0シンミオン・バウアーズ 18点
#5リッチモンド・ヴィルデ12点
#7ルーク・エヴァンス12点
◆リバウンド
#5リッチモンド・ヴィルデ12リバウンド
#0シンミオン・バウアーズ 11リバウンド
#7ルーク・エヴァンス6リバウンド
#33西山達哉5リバウンド
◆アシスト
#33西山達哉6アシスト
広島ドラゴンフライズ・朝山正悟兼任HC
今日は非常に良い形で、自分たちのバスケットができた。ディフェンスとオフェンスのつなぎの流れや、ボールをしっかり動かし、ディフェンスではボールマンにプレッシャーをかけることができた。ただ前半だけで10ターンオーバーと9オフェンスリバウンドを与えてしまった。後半はターンオーバーは抑えることができたが、オフェンスリバウンドはさらに悪くなり、相手のシュートが入っていれば、どうなっていたか分からないゲームだったと思う。コッツァーがいない中で全員で掴んだ勝利といえる。
広島ドラゴンフライズ・ジャマリ・トレイラー
チームにエナジーをもたらす役割は果たせたと思う。チームで良いディフェンスができ、その中でチャンスがあってスコアすることができた。個人のマンオブザマッチよりもチームとして良いパフォーマンスを出せたことが嬉しい。10月からゲームを離れていたが、カンザス大でプレイしてコンディションは悪くなかった。フィジカルやファウルなど日本でアジャストしないといけない部分に慣れてきていると感じるので、自分自身のプレイをやりきって、勝利に貢献したい。
アースフレンズ東京Z・斎藤 卓HC
シュートの確率が悪すぎ、ゲームプランを全くできなかった。ボールを動かして、速い展開に持って行きたかったが、意図したものとは違う形になっていた。ディフェンスではもっとフィジカルにいって、広島のやりたいことをやらせないプランを考えていた。応援している人がいるから我々は存在していることを選手に常に伝えているが、勝ち負け以上にゲームを見た人が感動、明日への活力を与えられるようなプレイを見せたい。