6月12日 ●1-4オリックス、京セラドーム
通算33勝23敗1分け(2位阪神、ヤクルトに5・5差)
18時00分開始・2時27分、2万5316人
相手先発 〇アルバース7回2安打1失点(自責1)
本塁打 新井貴浩2号ソロ
出場登録 福井
登録抹消 庄司(11日)
一番ショート田中
二番セカンド菊池
三番センター丸
四番ライト鈴木
五番DH松山
六番ファースト新井
七番レフト野間
八番キャッチャー會澤
九番サード西川
ピッチャー●福井6回5安打4失点(自責4)(1試合1敗)
アドゥア
永川
昨年8月17日の京セラドーム、阪神戦以来の一軍登板となった福井は二軍で引き出しを増やし、無駄な力を排除した投球スタイル。ただ、二回、この試合で唯一の四球を安達に与え、二死から八番・大城にスライダーを左中間スタンドに運ばれたのは計算外。
そのあと四回、犠飛で失った3点目も痛いが、六回二死からロメロに初球スライダーをバックスクリーンへと打ち返されたのはもっと痛かった。
…というのもオリックス先発のアルバースの前に広島打線は7回2安打…。五回二死まではパーフェクトに抑え込まれ、そこで新井がライトポール際に2号ソロを運んでいなければ大変なことになっていたかも…
チェンジアップ、スライダーなどを操るアルバースの前に右打者、左打者に関係なく”自分のスンング”をなかなかさせてもらえない中、新井だけは最初から一味もふた味も違っていた。
初対戦の二回、ボールカウント1-1からチェンジアップを空振り、そのあとファウル、ボール、ファウル、そしてセンターフライ。この時点で一番打てそうな雰囲気を醸し出しており、五回の第2打席でも空振り一度でボールカウント3-1までもっていったあと、インローの真っ直ぐを左膝の前で完璧に振り抜いてみせた。
セ・リーグにはいないタイプで、しかもハーラートップの8勝目をマークしたアルバースに対し、不規則なスタメン出場が続く中でも最大限の結果を出す41歳のベテランの存在はやはりチームのお手本だ。
オリックス戦と言えば「神ってる」が有名だが、新井サンの打撃も「神ってる」と緒方監督が言ったかどうか…
なお、広島の対オリックス戦連勝は「9」でストップした。