広島の新井貴浩内野手が9月5日、マツダスタジアムで正午から引退会見を行った。
新井は今年1月で41歳、今季がプロ20年目。前日4日の試合では代打で阪神・能見から通算2200安打目を放ったばかりだった。
1998年ドラフト6位で広島に入団した新井は、そのたぐいまれな長打力を武器に2002年オフ、現在阪神監督の「広島の四番・金本」がFA宣言したあとを受け広島の四番に座った。
その後、幾多の苦難を乗り越え2005年には43本塁打でタイトルを獲得。しかし2007年オフ、当時のエースだった黒田博樹がFA移籍で海外に活躍の場を求めたのに合わせるように、阪神へFA移籍した。
そして2015年には黒田とともに揃ってマツダスタジアムのグラウンドに立ち、赤いユニホーム姿で”Wの復活”。2016年にはチームの25年ぶりリーグ優勝の原動力となり通算2000本安打達成のシーズンで最優秀選手に。2016年10月18日に引退会見した黒田の意思も引き継いで、2017年の連覇にも勝負強い打撃とガッツ溢れるプレーで貢献した。
広島復帰4シーズン目の今季は、3月下旬に左足を痛めるなどして出遅れ、スタメン出場の回数が5月6試合、6月DHも含めて9試合、7月と8月は2試合ずつと激減した。
今季はここまで49試合99打数22安打、打率2割2分2厘、4本塁打、20打点。
ここ数試合は、ベンチでチームメートの戦いを見守りながら厳しい表情を見せており、菊池、丸、西川ら若手野手が多く育ってきたチームの現状と自身の足跡を照らし合わせながら、今回の決断へと至った。
このタイミングでの引退発表はリーグ3連覇へ優勝マジック12としているチームメートや首脳陣への配慮でもあり、また2年連続で手の届かなかった日本一達成への最後の大勝負、ということになる。
ひろスポ!絶対お勧め情報!
新井貴浩選手とともに歩み、その15年間がそのまま「保存」されている携帯サイト「田辺一球広島魂」、広島を去る日のことも、戻ってきた時のことも歓喜の瞬間もすべてをコラムで記録…15年間連載コラム「空に向かって打て!」必見…
アクセスはこちら!
スマホ版ikkyuu-t.com
通常携帯版 www.ikkyuu-t.info/i
ひろスポ!関連記事
「赤ヘルの街2016未来の君たちへ」…黒田や新井が2007年広島を去る時も、戻ってきた時もカープ密着…の「田辺一球広島魂」17年目突入
hirospo.com/pickup/32931.html
ひろスポ!関連記事
黒田博樹の国内復帰と、阪神の新井貴浩が広島の新井貴浩に戻る日…【2014年11月3日掲載)
hirospo.com/carp/9902.html