広島優勝をお客さんとともに祝おうとオリジナルタオルを用意して”その瞬間”を待つOBの原伸次さん。
地元胴上げ!…にわずかに及ばなかった広島は9月9日午後、都内へ移動した。午後6時、神宮球場でプレーボールのヤクルト対巨人戦の結果を待って、もしも巨人が勝つようなことがあれば10日、11日、巨人との直接対決のある東京ドームでイッキに25年ぶりの優勝を決める!
…ということで広島の街はどこも優勝マジック「1」を掲げてその時のためにスタンバイ!
JR広島駅からマツダスタジアムに向かう途中の広島弘法市球場
カンプリ広島大手町店
HIROSPO.com(ひろスポ!)とコラボのカンプリ広島大手町店
こちらは…
広島市役所スポーツ課
ユニを着てるので仕事も立ったり座ったりになります(注・ひろスポ!による勝手な画像説明)
やっぱり気迫が違います(注・以下同)
スポーツ振興課窓口の”解説”(注・ひろスポ!が勝手に提案させてもらうなら、今月はアンジュヴィオレ広島、次は広島ドラゴンフライズ、次は…とずっとやっていいのでは?
スポーツ振興にはノリが必要、だいたい、この課のみなさんがスポーツやっとことない、とかスポーツは観ませんねぇではダメな訳で…)
こうなればカープOBのみなさんも黙ってはいられない。
1980年にドラフト4位で地元の広陵高校から広島に入団した原伸次さん経営の鉄板焼き「Haraya」(広島市中区十日市町1-1-25、電話082・296・0727)はカープファンでいつも賑わっているが広島が優勝すればその日とその翌日にはお店オリジナルのタオルを来店者にプレゼントして、みんなで優勝の喜びを分かち合う。
原さんは1984年、広島の4度目のリーグ優勝の時には阪急との日本シリーズにも出場した。また25年前のリーグ優勝には代打の切り札として貢献した。
「いやあ、僕らもそうですがやはりファンの方が喜ばれているのを見ているとね、やっぱり何か記念になるものでも配ろうかなと思って作ってみたんですけどね。え?一番気になる選手?そりゃ、やっぱり鈴木誠也でしょ。自分の高卒4年目はどうだったか。まあ日本シリーズに出させてもらったりはしましたけど、彼の技術的なものはすごいなと思いますよ。ああいうものは8年、10年やって養われるものなんですけどね」
1991年9月1日、広島対中日戦の記録。原さん、長内さんのほか、緒方監督、高ヘッドコーチも名を連ねている。勝利打点も原さんで4度目、九回に決めていることからその勝負強さがうかがえる。また川口は8回で146球も投げている。ついでに言えば9月なのにスタメンの面々の本塁打数が非常に少ない。落合は25、26号を連発…
その原さんとともに1991年の優勝時に玄人好みのバッティングでファンを魅了した長内孝さんの「カープ鳥おさない」(広島市西区草津新町2-17-9、電話082・279・8900)と、選手・コーチとして広島の6度の優勝をすべて経験している木下富男さんの「カープ鳥きのした十日市店」(電話082・531・0089)、「カープ鳥きのした横川店」(電話082・295・0025)では優勝翌日は「無料」でファン、来客にサービスする。同サービスはカープ鳥全13店舗同時開催。(時間制限など野球と同じで!?規則あり)
「カープファンのみなさん、現役時代からお世話になった方などたくさんの人たちの支えによってこの店を続けてくることができました」と話す長内さん。25年ぶりの優勝に際しては、感謝の思いを込めてサービスしつつ優勝の喜びをみんなで分かち合うことにしている。
なお、長内さんも1984年、86年、91年に古葉、阿南、山本浩二の3監督のもとで3度のリーグ優勝の瞬間に立ち会った。また、1984年、日本一のゲームセットのボールは長内さんのファーストミットに収まった。相手相手に4勝3敗の激戦だった。
優勝の瞬間をみんなで見届けようと連日にぎわう、カープ鳥きのした十日市店