城福浩監督、その心中は…
明治安田生命J1リーグ第30節(10月20日、IAIスタジアム日本平)
サンフレッチェ広島はアウェーの清水エスパルス戦に0-2で完敗、3試合連続の完封負けで、J1優勝に赤信号が点灯した。
パトリック、工藤の2トップと右ウイングの川辺で得点を目指したが、「初めての30分、非常に良かったです」と清水エスパルスのヨンソン監督に振り返えられたようにその”作戦”も空転した。
逆に前半19分、コーナーキックから先制され、後半2分には相手のコンビネーションにやられて、カウンターから致命的な2点目を失った。
その直後、工藤に替えてティーラシンを投入した城福浩監督。さらに後半11分には稲垣に替え柏、27分にはパトリックに替えてベリーシャ、と勝負手を打ったが、清水エスパルスGK・六反勇治の再三のファインセーブにも阻まれて、前後半で放ったシュート13本は空砲に終わった。
清水エスパルスは前後半シュート4本で3連勝をマークした。
さらに、午後2時キックオフのIAIスタジアム日本平から5時間あとにキックオフの等々力陸上競技場では川崎フロンターレがヴィッセル神戸相手に前半1-3からの猛攻を見せ5-3で快勝。ファインゴール2発を決められてもまったく動じない川崎フロンターレの勢いはますます連覇に向け加速する気配濃厚…
その強敵に挑む立場のサンフレッチェ広島はこの結果、勝ち点差で4、得失点差でも10と大きく離され、優勝の可能性に赤ランプが点灯した。
試合後の城福浩監督
最初のリスタートでやられたのも反省しないといけないですし、あの取られ方も検証しないといけないですし、後半の入りであの2点目は大きかったと思います。ただ、ゲームの流れの中の守備であるとか我々が示そうとしたことをすべて全否定する必要はぜんぜんないと思います。しっかりとこの試合を評価すること。いい展開があってもやっぱり最後は体を張らないと点は取れないので、そこは大事にしていければいいかなと思います。
第30節終了時点での上位8チームの順位と勝ち点
( )内は前節からの上乗せ。※は昨季の4強でACL出場組
セレッソ大阪、コンサドーレ札幌は1試合未消化
1位 川崎フロンターレ※ 60(+3)得失点差25(+2)
2位 サンフレッチェ広島 56(-)得失点差15(-2)
3位 FC東京 46(-)
4位 鹿島アントラーズ 46(-)
5位 浦和レッズ 45(+3)
6位 コンサドーレ札幌 45(+1)
7位 セレッソ大阪※ 44(+3)
8位 清水エスパルス 43(+3)
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