第97回全国高校サッカー選手権大会広島県大会(11月18日、広島広域公園第一球技場)
6年連続23度目の優勝を狙う広島皆実は11月11日の準決勝(広島広域公園第一球技場)で広島観音と対戦。0-0で迎えた延長前半に3得点、同後半に2得点。5-0のスコアで瀬戸内との3大会連続の決勝へ勝ち上がってきた。
対する瀬戸内は過去6度、2007年、08年、10年、13年、16年、17年に広島皆実の前に決勝で涙…
そして今夏の県総体でも両者は決勝で激突して1-1の末PKで瀬戸内に軍配…
互いに譲れぬ思いを胸に決勝のピッチへ…
前半やや押し気味の瀬戸内は後半4分、FW中川歩夢(2年)の強烈なシュートは相手GKへ。跳ね返ってきたところに詰めたMF吉田寛太(3年)の抑えの利いたシュートで先制。
広島皆実は後半37分、中央から右に展開。後半途中出場のMF閑田隼斗(3年)が相手DFふたりのマークに合いながら、しぶとくゴール中央へグラウンダーで供給、FW前田和也(3年)のゴールで同点に追いつき、準決勝に続く延長勝負へ持ちこんだ。
延長後半2分、瀬戸内は後半13分から途中出場のMF宮本大貴(3年)が相手DFを背負いながらペナルティエリア左隅から右足を一閃…きれいな弧を描いたシュートがゴールネットを揺らしてこれが決勝点となった。
「自分たちが歴史を変えるんだ」という強い思いでピッチに立った瀬戸内は悲願の初優勝、初の選手権切符。監督就任18年目の安藤正晴監督にとっても初の栄冠。
安藤監督の話
ほんとに選手がよく頑張ってくれたと思います。6回、ずっと負けてきましたのでOB、保護者の思いをしょってよく走ってがんばってくれたと思います。ほんとに感謝してます。皆実高校さんの壁が大きかったんで何度も何度も這い上がってここまでこれたと思います。きょうは選手だけじゃなく全校生徒が後押ししてくれてこういう結果が出たんだと思います。
佐々木達也キャプテンの話
先輩たちが悔しい思いをしてきた中で、自分たちの代で勝てたことは先輩たちに恩返しができたなと思いました。全国では夏のリベンジを果たすために一戦一戦大事にして「全心一丸」でがんばりたいと思います。
宮本大貴の話
(決勝ゴールは)決めたいって思ってたので決めることができてよかったです。(全国大会では)自分の持ち味をしっかり出して、みんなでがんばっていきたいと思います。
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