サンフレッチェ広島「感謝の夕べ」であいさつする松井市長(トップ画像)
2018年12月3日にひろスポ!で掲載した以下のニュース…
広島サッカースタジアム建設へ、大きく前進…の続報、広島市の松井市長12月6日の市議会で市長選出馬表明なら、ますますスタジアム問題クローズアップ
hirospo.com/pickup/51874.html
…は今回のニュースに繋がる。
松井市長が3選を目指す。現在、広島市議会が開かれておりその中で市長派議員が来年春の市長選について質問、それに答えて出馬表明というお決まりのパターンが繰り返される。
3期12年。それが実現すればますます松井市長の”公約”は大事になってくる。初当選の時期(2011年4月)はまさに旧広島市民球場跡地をどう活用するか、が最大の焦点となっていた。
この課題は今なお、解決策を見いだせていない。
サッカースタジアム建設候補地にもなっている旧広島市民球場跡地に「スタジアムを造らせたくない」勢力が広範囲に渡り存在するため、サッカースタジアム問題も”とばっちり”を受けたかっこうだ。
そのため2015年、松井氏が2選を目指す際にはサンフレッチェ広島の元社長、小谷野薫氏が対抗馬として立った。結果は松井氏圧勝。その禍根がその後、尾を引いた。
…で今回、である。
2013年12月、松井市長が公式の場で「サンフレッチェ広島は2位でいい」と言ってからでも、すでにまる5年が経つ。
サンフレッチェ広島は今季、城福浩監督が涙を流すほどの悔しい思いをして、選手もサポーターも懸命に戦い、2位になった。まさに広島の誇り、である。
そしてサンフレッチェ広島だけではなく、広島市民が、そして市民・県民の中に多数存在するサッカー関係者、スポーツ関係者と選手たちが、マツダスタジアムという広島市街地東部に位置する夢の器に続く、市街地中央部(西側)の夢の器の誕生を心から願っている。
繰り返しになるが、松井市長はサンフレッチェ広島が開催した「激励の夕べ」のあいさつで「今後ともサンフレッチェ広島のご意見を聞きながら、しっかりと取り組んでいくということをお約束申し上げます」と述べている。
その「お約束」を目に見える形で進めるためには…
サッカースタジアムの案件を夢の新球場(マツダスタジアム)建設時の手法になぞえらえるなら、まず建設場所の決定、建設主体(中心人物)の意思表明、建設費調達の手法決定とその組織構築、スタジアム運営主体の決定、これらをほぼ同時に行う必要がある。
しかも、他の地方自治体や東京の動きを見据えるなら、もう今すぐにでも、だ。
ひろスタ!特命取材班