期待のパワーフォワード、ターレル・ミラー(トップ画像)
広島ドラゴンフライズは1月15日、広島市西区の広島サンプラザホールでバンビシャス奈良と対戦、89-78で勝利した。
B2第17節
広島ドラゴンフライズ 89-78 バンビシャス奈良
1Q:25-9
2Q:19-22
3Q:24-25
4Q:21-21
入場者数:2,090人
対戦成績:23勝8敗
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#2朝山正悟、#3岡本飛竜、#4ターレル・ミラー、#24田中成也
奈良:#4ジェフリー・パーマー、#13小松秀平、#23横江豊、#24本多純平、#27石塚裕也
昨年末のゲームで坂本ジェイが負傷。全治まで2カ月から3カ月を要するため3人目の外国人選手として緊急補強したターレル・ミラーがスターターに名を連ねた。
チームに合流してまだ一週間たらず。TIP OFF早々、いきなりそのジャンプショットが決まり、ターレル・ミラーの広島での新たな戦いが幕を開けた。
ターレル・ミラーは196センチ、114キロのパワーフォワード。昨夏、米国のマレー州立大学(NCAA)を卒業して、NBA下部リーグ所属のエリー・ベイホークスと契約したが出場機会に恵まれず10月には契約解除となった。
バスケに飢えていたターレル・ミラーにとっては日本という新たな文化の中に飛び込んでの価値ある挑戦。そのアグレッシブな動きに刺激されてかジャマリ・トレイラーも攻守に渡って活発に動き、朝山正悟や岡本飛龍の3Pも決まって第1クォーターは25-9と相手を圧倒。第4クォーター、残5:18で72-71と1点差に迫られそも後も際どい展開になったが、最初の”貯金”が効いて、広島ドラゴンフライズは連勝を7に伸ばすことに成功した。
ターレル・ミラーは30:11秒のオンザコートでジャマリ・トレイラーに並ぶ29得点で3Pは9本打って5本沈めた。トータルリバウンドもジャマリ・トレイラーの13に迫る11。
バンビシャス奈良は年明けからいきなりの3連敗でトータル9勝22敗の西地区地区5位。
前節のGAME2で首位に再浮上した広島ドラゴンフライズは同地区1位をキープ。
2位の熊本ヴォルターズは今節1月14日にホームで香川ファイブアローズと対戦して73-72と薄氷を踏む勝利で22勝9敗として広島ドラゴンフライズに1ゲーム差2位。
同じく3強の一角、島根スサノオマジックはアウェーで愛媛オレンジバイキングス に90-64のスコアで圧勝、21勝10敗で熊本ヴォルターズに1ゲーム差の3位。
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#0ジャマリ・トレイラー29点
#4ターレル・ミラー29点
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー 13リバウンド
#4ターレル・ミラー 11リバウンド
◆アシスト
#2朝山正悟 8アシスト
バンビシャス奈良
◆得点
#4ジェフリー・パーマー22点
#27石塚裕也19点
#10種市幸祐14点
◆リバウンド
#4ジェフリー・パーマー13リバウンド
#27石塚裕也9リバウンド
広島ドラゴンフライズ・尺野将太ヘッドコーチ
ゲームの最初とラストの2、3分で良いディフェンスから走る展開に出来た。1クォーターの点差と4クォーターに少し点数を取られた後にディフェンスから流れを作れたことは自分たちが持っている力だと思う。きょうは選手たちが最後の最後までコートにエネルギーを与えてくれた成果だった。
広島ドラゴンフライズ・ターレル・ミラー
チームメイトが自分のことを信頼してパスを回し、シュートを打ち続けろとポジティブな言葉をかけてくれた。少しは応えることが出来たかなと思う。これから練習を重ねていく中でより良いチームになる為、チームに貢献出来るよう自分の全力を尽くし勝ち続けていきたい。
バンビシャス奈良・石橋晴行ヘッドコーチ
1クォーターの出だしでつまづいてしまった。簡単なショットを落としている。強敵相手にはこの簡単なショットは落としてはいけない。ハミルトンが出場出来ない中で、埋めていくためにも強くフィニッシュしていきたい。