このふたりがいない時間帯の広島ドラゴンフライズ、踏ん張り切れず…(トップ画像)
広島ドラゴンフライズは2月2日、呉市総合体育館でB2第20節、GAME1の愛媛オレンジバイキングスに臨んだ。
前節を終えて西地区首位は広島ドラゴンフライズ。しかし島根スサノオマジック、熊本ヴォルターズともに25勝10敗、勝率・714で3チーム横一線。
西地区4位の愛媛オレンジバイキングスからの取りこぼしが許されない中、朝山正悟が欠場するという非常事態となり、TIP OFF。
スターターはジャマリ・トレイラー、村上駿斗、岡本飛竜、ターレル・ミラー、#田中成也。
第1クォーターは29-29。失点が多い…第2クォーターはジャマリ・トレイラーが奮起して24-17、前半53-46。
しかし第2クォーター終了間際に負傷したジャマリ・トレイラーを欠いた第3クォーターは苦しい展開に…坂井レオやターレル・ミラーの活躍で引き離しにかかりかけたが、逆に残り7分で追いつかれ、そのあと、リードを広げられて71-75で最終クォーターへ。
大声援に押され攻める広島ドラゴンフライズは開始早々から田中成也のジャンパーでAND1、ターレル・ミラーがセカンドチャンスを決め同点に。さらに佐藤優樹が3Pと、スティールからファストブレイクを決め残り7:27、82-77。そして残り1:59で93-86。ところがここから、残り0:57で96-91に。さらに0:33で96-96。
悪い流れとなって残り7秒、この日大暴れされたアンドリュー・フィッツジェラルドにボーナススローを与えて逆転され、最後はターレル・ミラーがジャンパーを放つもリングに嫌われ試合終了となった。アンドリュー・フィッツジェラルドは41得点。
接戦を取ることで勝利を重ねてきた広島ドラゴンフライズ、その心臓部である朝山正悟の穴を全員でカバーすることができず、1点差負けで西地区3位後退…
B2 第20節GAME1
広島ドラゴンフライズ 96-97 愛媛オレンジバイキングス
1Q:29-29
2Q:24-17
3Q:18-29
4Q:25-22
入場者数:1,701人
対戦成績:25勝11敗
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#1村上駿斗、#3岡本飛竜、#4ターレル・ミラー、#24田中成也
愛媛:#2堤啓士朗、#9矢代雪次郎、#10アンドリュー・フィッツジェラルド、#16笠原太志、#30ラキーム・ジャクソン
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#4ターレル・ミラー23点
#0ジャマリ・トレイラー20点
#24田中成也 19点
◆リバウド
#4ターレル・ミラー 15リバウンド
◆アシスト
#4ターレル・ミラー 5アシスト
#13山田謙治 5アシスト
愛媛オレンジバイキングス
◆得点
#10アンドリュー・フィッツジェラルド 41点
#30ラキーム・ジャクソン29点
◆リバウンド
#30ラキーム・ジャクソン13リバウンド
#10アンドリュー・フィッツジェラルド11リバウンド
広島ドラゴンフライズ・尺野将太ヘッドコーチ
柱である朝山選手の欠場、トレイラー選手の負傷の中残ったメンバーがステップアップし、最後までファイトを見せてくれた。1点届かなかった事は悔しい。1点を埋める為細かいミスやリバウンド等もう1歩やれる事はある。1点を乗り越える為にこの敗戦から学び、あすは1勝を勝ち取りたい。
広島ドラゴンフライズ・田中成也
もうひとつ、ひとりひとりがプライドを持ってやらなければいけない。チームの中で共通意識が出来てなかった。そこが最後の1点に届かなかった部分。この1敗は本当に痛いが切り替えてやるしかない。自覚を持ってやると皆で話をしたし、あすはきょう以上にチーム一丸となる事が大事だと思う。
愛媛オレンジバイキングス・リチャード・グレスマンヘッドコーチ
きょうは凄く内容の濃い試合を勝ち取ることが出来て本当にうちのチームにとって凄く大きな1勝となった。そこについてコーチ自身選手を誇りに思う。4Qで最後まで諦めず戦い抜いて勝ちを掴んだ事を素晴らしく思う。