画像は後半アディショナルタイム、広島皆実が3点目を決めた場面
第98回全国高等学校サッカー選手権大会広島県大会の決勝が11月10日、広島市安佐南区の広島広域公園第一球技場であり、広島皆実が3-0で瀬戸内を振り切り2年ぶり15度目の優勝を果たした。
広島皆実は12月30日から、埼玉スタジアム2002ほかで開催される第98回全国高等学校サッカー選手権大会に出場する。組み合わせ抽選会は11月18日にある。前回大会では広島代表の瀬戸内がベスト4に入ったため広島皆実は例年どおりならシードされ2回戦からの登場となる。
先発の平均身長では瀬戸内が約4センチ上回り「瀬戸内が勝負強さを発揮すればどうことぶかわからない」(大会関係者)との前評判だった決勝戦。
しかし前半12分、早い時間帯に広島皆実が先制したことでゲームの流れが一気に傾いた。MF田中博貴重(3年)、MF赤道洸太(3年)、主将のMF吉原翔太(3年)と繋いで最後は完全に相手ディフェンスの裏を取ったFW岡本拓海(3年)がきれいに流し込んだ。
前半36分には岡本がアシスト、また相手ディフェンスラインを突破して牛原克(3年)が確実に決めて2-0で前半を折り返した。
前半、シュート1本に抑えた瀬戸内に後半は4本のシュートを許したが2-0のままアディショナルタイムへ。ここで広島皆実は優勝に花を添える3点目。後半39分、途中出場のFW久保太輔が岡本らと相手ゴールへなだれ込み、泥臭く押し込み詰めかけた応援団を歓喜させた。
胴上げされる沖元監督
広島皆実、沖元洋平監督の話
先制点が早く取れたのが大きかったと思います。抜け出しとかはちゃんと練習でやってきてました。いいシュートとは思いませんが岡本が取ってくれたのが大きかったですね。2点目も同じような形でした。(瀬戸内とも当たる)プリンス(リーグ)の時から守備はできていたので、変えずにいこう、奪ってからの攻撃でキレ味を出して欲しかったのですが、ミスからピンチを招いたといころもありました。その精度は上げていきたいですね。
先制点を挙げた岡本は瀬戸内の厳しいマークを振り切りなおもアシストした
ゲーム後のピッチで岡本はすぐには起き上がれなかった
メダルをかけ取材を受ける岡本
抜群の運動量でゲーム終了後、倒れ込んだ岡本拓海選手の話
自分たちの代は3年間このためにやってきたので本当に嬉しいです。吉原君からのスルーパスを体勢は悪かったのですが、左足で逆に流し込みました。立ち上がりから狙っていこうとチームで話していたのでけっこう大きかったかなと思います。(準決勝でチーム6得点、自身はノーゴールだったことで)モチベ―ションが上がってその分、次で取ってやろうと…前からの守備とかやっていこうと話していたので、けっこう走りました。今までで一番くらい…(選手権でも)やはり同じように守備からしっかり入って勝っていきたいと思います。
2位表彰を受ける瀬戸内、20人中8人は昨年のベスト4メンバーだった
3位は崇徳(画像中央)と広島観音(右)
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