カープファン感謝デー、様々な課題対処せぬまま異常人気収束へ、中国新聞にこの期に及んで「球場外トイレに行列」のクレーム

画像は１１月２３日、コンビニの前にできたトイレ待ちの行列

カープファン感謝デーは１１月２３日に開催された。

ひろスタ！特命取材班ではこのところ毎年、ファン感を数日前からと当日未明並びに夜明け後を取材してきた。

２０１６年、２０１７年、２０１８年のファン感は異常事態となっていた。

ひろスポ!ではその模様を記録しているが、ネット上にも多くの画像やデータが残されている。マツダスタジアムを囲むように伸びた明け方の行列の一部、広島駅方面の列は広島駅まで伸びてさらにそのあと時計と反対回りにバス通りからまた開かずの踏切あたりへと伸びている。

しかし、球団がこの大騒動に対して目に見える措置を取った形跡は見当たらない。異常混雑の現場には警備員すらまともに配置されていなかった。

それが３度、繰り返された。大きなトラブルがなかったのが不思議なくらいだ。よほど日本人は並ぶことに対して忍耐強いのかもしれない。

だが、忍耐だけではどうしようもないこともある。特にトイレの問題。まさにコンビニ頼り。店も迷惑な話だろう。

とうとう１１月２８日の中国新聞「広場」読者投書の欄にクレームが掲載された。

これまでの３年間でどれだけのクレームが中国新聞に届いているのか？だが、掲載されるのはごく稀だろう。

「球場外トイレに行列」のタイトル。このタイトルは新聞社がつける。

投書の中身は、朝７時前に大勢ファンがいて、女性トイレに１００人以上が並び「１時間以上待つはめになった」というもの。仮設トイレの必要性も訴えている。７０歳の主婦の方の声だ。

だが、過去３年に比べれば、今年の夜明け前の行列は３分の１にも満たない。昨年まではもっと悲惨な状況だったが、球団は何の対応策もしていない。

マツダスタジアム正面右手にあるトイレの利用時間を調整したぐらいでは、圧倒的な数のファンのニーズに対応できるはずもない。

毎年、恒例？の３月のチケット販売時の大騒動もしかり、ネットや金券ショップで売りたい放題のチケットもしかり。

ちなみに今回のファン感で確認したところ、JR広島駅周辺の金券ショップでは無料配布の入場整理券が１５００円で売られていた。こちらも相変わらずの野放し状態だ。

ひろスタ！特命取材班

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