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2019年11月30日
編集部

「緊急連載、広島の新サッカースタジアムキャパ3万人でいいのか?50年先見据え4万人規模必要でしょ!の声上がる(6)新国立競技場2020東京五輪パラリンピック目指し完成、広島はどこを目指すのか?

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巨大スタジアム外観

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スタジアム正面

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スタジアム周辺には五輪開催時の施設が残りそのまま利用されている、プールは夏には賑わう

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テロ対策

画像のベルリン・オリンピアシュタディオンは、1936年、その2年後に開催されるベルリンオリンピックに向けて完成した。当時国内最大級。誰が作ったのか?答えはヒトラー。ベルリンを巨大建築首都ゲルマニアに作り替え、世界支配を目指した独裁者は、五輪を侵略戦争のためのプロパガンダに最大限利用した。聖火リレー、開会式もヒトラーの発案。その開会式では、10万の観衆が右手を挙げて「ハイル・ヒットラー!」と叫んだ。ドイツのポーランド侵攻はその3年後に始まった。日本も参戦する第二次世界大戦の幕開けだった。(写真・記事は福山平成大学「広島スポーツ学」より引用)

 

ひろスポ!では何度も綴ってきたが、広島スポーツ100年、被爆と壊滅都市の悲劇を乗り越え今日に至った広島は、スポーツの力を大きな原動力としてきた。

新サッカースタジアムには、次の50年、100年の成功の是非が託される。このことは、11月20日、広島市の都市活性化特別委員会でも、まとめの段階で委員から確認の声がはっきり上がっていた。

以上は、「緊急連載、広島の新サッカースタジアムキャパ3万人でいいのか?50年先見据え4万人規模必要でしょ!の声上がる」(5)の結びの部分である。

同連載は、11月20日にあった、広島市の都市活性化特別委員会でのやりとりをもとに構成されている。

都市活性化特別委員会とは何か?市議会には本会議と委員会がある。委員会には常任委員会、特別委員会などがある。都市活性化特別委員会はその名のとおり、特別委員会。メンバーは太田憲二委員長(市民連合)、碓氷芳雄副委員長(公明党)、石橋竜史副委員長(自民党・保守クラブ)と委員15名。

都市活性化特別委員会の目的と調査事項は以下のとおり。

1 魅力ある都心づくりの推進について
(1)中央公園の在り方を含む旧広島市民球場跡地の活用
(2)サッカースタジアムの建設と基町地区におけるまちづくりの推進
(3)広島駅南口広場の再整備等
(4)都心における土地の高度利用等

2 広島西飛行場跡地の活用について

3 総合交通戦略の改定について

4 観光の振興について

その委員会のサッカースタジアムに関するやりとりの最後に、おそらくスタジアム問題に関しては一番熱心で幅広い知識を持ち合わせる石橋竜史副委員長は次のような話をして締めとした。

・エディオンスタジアム広島はエレベーター1基で椅子利用者もメディアも共用、ユニバーサルデザインの必要性

・甲子園球場は100年、日産スタジアムは200年(耐用年数を可能にする工法採用)と言われ、新スタジアムが半世紀でなくなることは考えられない、50年先、100年先に広島市がどうなっているか考えるべき。

・(中央公園広場隣接の)青少年センター、こども文化科学館などいずれも近い時期には施設更新となり、スタジアムへの合築など、スタジアム周辺施設のマネージメントも合わせて進めるべき。

・よって2004年春はスタジアム「開業」であって「完成ではない」。

11月19日、広島市は紙屋町・八丁堀地区とJR広島駅周辺地区を「特定都市再生緊急整備地域」に国から指定してもらえるよう、国と協議中であると報じられた。中央公園も対象地域内だ。すでに中国地方では岡山市のJR岡山駅周辺と表町が指定を受けている。岡山駅周辺のここ数年の変貌ぶりは、周知のとおり…

また、「緊急連載、広島の新サッカースタジアムキャパ3万人でいいのか?50年先見据え4万人規模必要でしょ!の声上がる」(5)では、11月20日付の中国新聞に掲載された日本サッカー協会の田嶋会長の発言も紹介した。

そこを補足すると田嶋会長はそのインタビューの中で「われわれが誘致している2023年開催の女子W杯も、広島のスタジアム完成が早ければ開催地になっただろう」で結ばれている。

勝手に想像するに、これなど田嶋会長から広島市への痛烈な皮肉、ではないか?

そもそも広島の新スタジアム問題論争が本格化したのは2004年夏、当時の秋葉市長が市民球場建設を現在地建て替えから貨物ヤード跡地(マツダスタジアムのある場所)に変更した時だ。

それからもう15年以上が経過している。本気で取り組んでいれば東京五輪サッカー競技のサテライト会場の座を楽々、ゲットできていたはずだ。

サッカー関係者の間からは「何の大会も目指さないでスタジアムを作るのはナンセンス、せめて女子W杯という目標をきっちり立てていれば…」と地団太踏む?声も上がっている。

例えばきょう11月30日に完成した新東京国立競技場は東京五輪・パラリンピックを開催するにあたってGO!となった。費用やデザイン変更問題、建設体制の無理が祟っての労働災害、関連死続発など、問題点を挙げればキリがないのではあるが…

解体された旧国立競技場もやはり1964年の東京五輪のために建設された。普通はそうだ。広島は普通ではない状況で、それだけに余計に、市民・県民の目が大事になってくる。そのためにも情報公開が欠かせない。市民・県民が常にスタジアム建設に興味・関心を抱くような仕掛けが必要になる。

この連載では次回から国内スタジアムについて紹介する。

ひろスタ!特命取材班

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