画像は森保監督
U-22日本代表は12月28日、長崎県諫早市のトランスコスモスタジアム長崎でU-22ジャマイカ代表とキリンチャレンジカップ2019 で対戦する。
11月17日、広島であった同大会(-22コロンビア代表戦)と合わせて、来年夏の東京オリンピックで「金メダル」を目指すU-22日本代表の強化の一環に位置付けられたこの国際親善試合は、同時に日本サッカー協会が「ブルー・ピース・デイズ」として「平和」にスポットを当ててもいる。
日本サッカー協会オフィシャルサイトには…
公益財団法人 日本サッカー協会は、11月17日(日)にエディオンスタジアム広島で、12月28日(土)にトランスコスモススタジアム長崎で開催するU-22日本代表のキリンチャレンジカップ2019において、「BLUE PEACE DAYS 平和のパスを、世界へ、未来へ HIROSHIMA・NAGASAKI」プロジェクトを展開します。
世界最高峰のスポーツの祭典であり、スポーツを通した人間育成と平和を目的としたオリンピック。その東京大会に向けて強化を進めるU-22日本代表が、チームを立ち上げてから初めて国内で行うこの試合を被爆地である広島、長崎で行うことから、本プロジェクトを通してスポーツにできること、スポーツがあること、スポーツを楽しむことなどの意味を考える機会にしたいと考えています。
…と記されている。
U-22日本代表、ジャマイカ代表のそれぞれのメンバーは12月27日、長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪れ、献花したあと、黒川智夫館長の話に耳を傾けた。
なお、A代表兼任のU-22日本代表 森保一監督は11月17日のコロンビア戦で残念ながら完敗したあと、会見で次のように語っている。(要旨のみ)
試合は結果的に残念でしたけど、まず平和の祭典東京オリンピックに向けての国内での初めての親善試合がここ、平和都市広島でできたことは非常に平和の発信ということ、平和を考えていただくということについて、意義のある試合をさせていただいたと思っています。
12月28日の次の長崎の試合も平和に向けて、平和を噛みしめて、平和を考えてというところをピッチとスタンド、そしてメディアのみなさんを通して応援してくださる方と時間を共有できればなと思います。
きょうの試合、選手たちは国内の初試合で絶対に勝って、東京オリンピックへの期待を(ファンに)持っていただこうということで、非常にモチベーション高くいい準備をして試合に臨んでくれたと思います。
しかしながら(エディオンスタジアム広島でのサポーターの応援で)素晴らしい雰囲気を作っていただいた中、勝たなければいけないというところが逆にプレッシャーになったのか、固い入りをしてしまって相手にペースを握られ、難しい試合になったと思っています。
先日行われていたラグビーのワールドカップでも経験のあるみなさんたちが入りの部分で勝たなければいけないというプレッシャーの中、戦っていたことを我々見ていました。東京オリンピック本大会で同じような状況になることは十分に考えられます。
きょうの雰囲気を作っていただいた中で、東京オリンピック本大会で非常に難しい戦いになる入りのところをもっとメンタルを強くして我々がアグレッシブに戦えるようにならなければいけないということ、その学びの場になったと思います。
試合を通して、1対1の局面で上回られていたところは課題としてもっと上げていかないといけないと思いますが、メンタル的にスムーズに入れるようにそこは我々スタッフが雰囲気づくりから本大会のイメージをいかに持ってやれるかというところ、今回のような機会を生かして本大会に進んでいきたいと思います。