中央公園サッカースタジアムはなぜ”水辺スタジアム”としたほうが良いのか？ひろスポ！は2019年9月に提案

2020年01月29日: 編集部

画像は、２０１９年１１月２０日にあった広島市の都市活性化特別委員会で示された資料の中の一枚、こんないっぱいいっぱいのスタジアムでいいわけないのに、これまでは東寄り案に固執していた…同委員会での詳細は改めてひろスポ！で伝える予定

広島市中区の中央公園自由・芝生広場の”どの位置にスタジアムを建設するか”は今後、重要なポイントとなる。

どのくらい重要かというと、湯崎知事と県がぶっ壊そうとしたら、国内外から大ブーイングを浴びた旧陸軍の被服支廠をいかに活用するか、と同じくらい重要になる。

前者は広島の今と100年先を繋ぐ。後者は広島の過去100年とこの先の平和の続く限りあるはずの未来を繋ぐ。

手前みそになるが、ひろスポ！では2019年9月4日に次ヘッドラインで記事を掲載した。

特報！サンフレッチェ広島新拠点にもなる複合サッカースタジアムＷＥＢアンケート、驚愕の初日１万件突破！そこでひろスポ!も考えた、広島サッカーや利用者のファーストのこんなスタジアムが欲しいんじゃ
hirospo.com/carp/58790.html

この記事の中ではっきり「以上を総合的に考えた場合、スタジアムのレイアウトは現在の位置ではＮＧ、騒音対策も含めて、中央公園西寄り、芝生広場側に変更、さらに全施設のレイアウトは中央公園周辺諸施設とのアクセスに配慮、各施設には、マツダスタジアム同様の「３世代交流」コンセプトをかぶせること。」と記しておいた。

この記事はそのまま、広島の新サッカースタジアム建設に向け、広島市の委託を受け基本設計に携わったPwC・昭和設計・福山コンサルタント共同企業体実施のWEBアンケート調査（２０１９年９月２日から９月１６まで）に送信した。

以下、その送信内容をもう一度、以下、掲載する。

人と車の動線の完全なる整備…悪しき前例としてマツダスタジアムは供用開始から１１年で、未だに広島駅との間のアクセス道未整備。またマツダスタジアム周辺道路はカープ公式戦開催時に劣悪な渋滞を起こし続けているが何の対策もなされていない。

上記に関連して、基町パーキングアクセスと一体利用でき、地下空間でスタジアムゾーンと繋がる中央公園地下大規模駐車場整備…現在、広島市は「スタジアムができても観戦者の車両はいっさい中央公園には近づけない」と説明しているが、実際にはタクシー、バスなども含めてそれは不可能。しっかりとしたアクセスルートを新設すると同時に、一般車両は基町パーキングアクセスなどに誘導。

平和記念資料館（年間約１５２万人）や原爆ドーム、ひろしま美術館（同約４４万人）、広島城（同約３１万人）、広島グリーンアリーナなど県立総合体育館（同約１８９万人）、こども文化科学館（同約３７万人）、旧広島市民球場跡地イベント（同約７４万人）などを訪れた人々が”そのまま”中央公園に足を向ける回遊ルートの構築。

スタジアムに限りなく近接したゾーンへの簡易スタンド併設サブサッカー場の設置…国際大会開催などに欠かせぬ施設

宮島、原爆ドーム、スタジアム前、広島駅を繋ぐ水運の充実、原爆ドーム～スタジアム前は無料運行（スポンサーが費用負担）

３６５日賑わうはずなので、広島駅、横川駅、新白島駅経由のめいぷるーぷ新設

もう一度、全市内的に自転車専用道の在り方を見直し、歩道との分離方式を徹底するにあたり中央公園とその周辺から分離道整備に着手…そのためスタジアム併設のサイクリングターミナルを設置（尾道市ONOMICHI U2 のイメージ）観光客、インバウド対応

広島「平和とスポーツ学」開講施設併設、ユニタールのサテライト…広島アスリート、ＯＢ、指導者活用。

広島の食とスポーツを考えるフードコート…広島スポーツ、地元企業活用

近郊小学校、幼稚園などへの開放スペース、修学旅行生にも対応（被爆樹木、平和の軸線など見どころあり）…屋根、壁、水道あり、冬場スケートリンクになる水場あり

本川河岸に開いた、スタジアム施設と合築の野外音楽施設

以上を総合的に考えた場合、スタジアムのレイアウトは現在の位置ではＮＧ、騒音対策も含めて、中央公園西寄り、芝生広場側に変更、さらに全施設のレイアウトは中央公園周辺諸施設とのアクセスに配慮、各施設には、マツダスタジアム同様の「３世代交流」コンセプトをかぶせること。

以上、福山大学「スポーツとメディア」、福山平成大学「広島スポーツ学」講義などから引用（ひろスポ!・田辺一球）