画像はスイス国鉄駅前を通過するトラムカー、駅舎に表示されるSBBは「スイス国鉄」、CFF、FFSはそれぞれフランス語、イタリア語表記、欧州は繋がっている、そして世界も繋がっている…(撮影はひろスポ!欧州取材班)
プロ野球とサッカーのJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議第4回が3月23日、都内で開催された。
国際オリンピック委員会(IOC、スイス・ローザンヌ)が3月22日(日本時間23日未明)、臨時理事会を開く中で7月24日に開会式を予定している東京五輪について延期を含めて検討すると発表したばかり。これを受け安倍首相は同日午前中、参議院予算委員会の中で「延期の判断を行わざるをえない」と発言した。
こうした情勢の中、プロ野球とサッカーのJリーグの新型コロナウイルス対策連絡会議では、感染症の専門家チームから次のような発言がった。
・プロ野球、Jリーグとも全国で試合がある。そこに全国から集まってそれぞれ戻るとなると非常にリスクが高い
・現段階では早期開催はやはり厳しい状況
・できる限り開催については遅らせていただきたい
プロ野球は12球団代表者が午後からシーズン開幕を協議する。現状では4月10日以降、14日、17日、21日、24日、28日と段階的な開幕シミュレーションを続けているが、雰囲気的には4月開催は難しい感じになりつつある。
Jリーグすでに2月25日と3月12日、2度公式戦開催の延期を発表してきた。そして4月3日の再開を目指していたが、3度目の延期が現実味を帯びてきた。
サンフレッチェ広島 城福浩監督の話(3月22日取材分)
チーム作り、試合への準備作りで(2月25日の一度目の公式戦延期発表以来ここ1カ月)危機感が持てる状況にあります。まあ、(チームの現状は)悪くないかなと思っています。ただ、再開が再々開で次が再々々開…そういう状況になるとメンタルのコントロールはどこのチームもすごく苦しむ…我々が苦しいんですじゃなくてそこは平等。現場としたら早くみなさんが夢中になれるような場を早く提供したいし、社会を元気づけるきっかけになっていきたい。みんなの思いを持ってその日を迎える、その1点に絞ってやっています。それが、そうなっていけばたぶんサッカー界全体が簡単な状況ではなくなると思います。
さらに詳しい情報は、2000年10月より広島スポーツをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」
吉田サッカー公園にも春、しかしリーグ戦再開への道険し…腕組して思案する城福浩監督(3月22日撮影)