優勝したサンフレッチェ広島FCユース
BalcomBMWCUP平和祈念広島国際ユースサッカー2014(広島県サッカー協会など主催)の最終日が広島広域公園第一球技場で行われた。
大会の最後を飾ったサンフレッチェ広島FCユース対フラムFCU-18(イングランド)の一戦はサンフレユースが8-0で快勝し3年ぶり5度目の優勝を決めた。MFの横山航河(3年)はハットトリックでその突破力を見せつけた。横山は高校サッカー国内最高レベルの高円宮杯U-18サッカーリーグでも3試合連続ゴールを今季決めている。
マルセイユ戦で左サイドを駆け上がる横山選手
第1試合は広島県高校選抜がオリンピック・マルセイユU-18(フランス)に2-1で競り勝ち2位に入った。3位はフラム、マルセイユが4位。
大会最優秀選手にはサンフレユースのDF伊藤克尚選手(3年)が選ばれた。
大会最優秀選手の伊藤選手(左端)中央はGK白岡ティモシィ選手(3年)
右端はキャプテンマーク、DF荒木隼人選手(3年)
同大会は高校サッカー関係者やサッカーを愛し、平和を愛する多くの人々の手によって運営され、またスポンサーや各団体・賛助会員からの資金協力によって海外チーム招聘などを続けている。多額の費用がかかるテレビ中継も「普及、発展と選手の意欲向上のため」(関係者)続けている。
スタンドには少年サッカー、中・高校生の姿が目立った
場内アナウンスやボールボーイ、救護班ほか多くの高校生も運営に協力した
平和都市広島で開催されるこの大会は国際的な文化交流、平和学習としての側面も持っており「お互いの友好を深め、世界平和を祈念する大会となり、大会を経験した選手が将来ワールドカップの舞台で戦う選手を夢見て大会を運営している」(鯉迫勝也運営委員長)という。
キャッチフレーズは「広島から世界へ!」来年10回目の記念大会を迎えるにあたり、各方面での準備作業はすでに始まっているが、より多くの広島市民・県民、サッカー関係者らが支えることにより、今後は広島を代表する国際大会に育っていくことが期待されている。