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2020年08月06日
編集部

広島より遥かにチーム打率の低いヤクルト、でも総得点は変わらず…で、広島投手陣9失点連勝ストップ

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8月6日 ●5-9 ヤクルト 神宮球場
通算15勝20敗4分け(首位巨人に8差の5位変わらず)
18時00分開始・3時間43分、4,968人
相手先発 高橋5回5安打4失点
本塁打 松山2号①、菊池4号②、長野2号①

一番レフトピレラ
二番サード堂林
三番センター長野
四番ライト鈴木誠
五番ファースト松山
六番キャッチャー曾澤
七番セカンド菊池涼
八番ショート上本
九番ピッチャーK・ジョンソン3回68球7安打5失点(自責4)
ケムナ
菊池保
島内
薮田●(13試合2敗)
D・ジョンソン

 

広島はせっかく失点を抑えて連勝…の流れができていたのに、K・ジョンソンの3回5失点でその型がパーになった。

それでも打線は5試合連続マルチの、ちょうのう力打法の長野の2号ソロなど3発で反撃。七回に鈴木誠の適時打で一度は追いついたがその裏、薮田が打たれて4連勝を逃した。ヤクルトの連敗は4でストップ。

それにしても山田哲を欠くヤクルトの攻撃は多彩だった。試合後、高津監督は「どうしても勝ちたいという意思、意地を今日は作戦として示したつもり。選手がしっかり応えてくれた。バントだったりスチールだったり、スクイズだったり犠飛だったり、四球を選んだり。本当にいい攻撃ができた」とコメントした。

ヤクルトの初回の1点は中前打の坂口を塩見が送り、前日、勝負どころで凡退した青木が歯を食いしばって中前打したもの。

二回は無死ニ、三塁で八番エスコバーが初球を三塁側にセーフティ気味にバント。臨時のサードをよく守っている堂林もこれには対処できず満塁から1点を加えた。

三回の3点は、内野安打、右前打、四球、詰まった当たりの左前打、堂林のエラーで入った。

七回は各打者が薮田の球を完璧に捉えた。送りバント以外は全部、快音とともに外野に飛んだ。

八回のダメ押し1点はヒットの村上が二盗、内野ゴロで三進後、途中出場の井野がスクイズを決めた。

ヤクルトのチーム打率は.251。リーグ4位だ。

ところが総得点は179で、これは12球団最高打率の広島(.281)の同180と変わらない。

今、巨人で岡本らを育てている石井琢朗コーチは広島在籍時代、チームに得点を増やすための心得を説き、ヤクルトでも昨シーズンまでそれを実践していた。

「ヒットばかりが得点する方法じゃない」の琢朗語録。相手チームからも学ぶベンチが強くなる。(ひろスポ!・田辺一球)

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