画像は山口県の由宇練習場資料写真
他のスポーツ競技で新型コロナウイルス感染者が次々に確認される中、プロ野球でもクラスターが発生した。当然予想されたことだ。
阪神球団は9月25日、一軍4選手と二軍1選手、一軍スタッフ2人の計7人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。
その中では、阪神の方針として遠征先での外食は原則禁止であることや、状況を考慮した上で広島と名古屋では指定日に限っての球団関係者や家族との外食を認めていたこと、球団ルールでは4人までなのに8人で会食したケースなどが発覚したことも明らかにされた。
阪神二軍は9月22日、23日、24日に山口県の由宇練習場で広島とウエスタン・リーグの3連戦を行ったばかり。22日の試合に出場した浜地真澄投手が今回の阪神コロナクラスターの最初のコロナ感染者となった。
またオリックスでも23日、左沢優投手の新型コロナウイルス感染を発表。さらに二軍の選手、首脳陣らを対象に22日実施した定期的な検査の結果、竹安大知投手が陽性判定を受けたと発表した。このため由宇練習場で開催予定だったウエスタン・リーグの広島-オリックス戦は25日、26日と急きょ中止の措置が取られた。27日の試合は施設の消毒を済ませた上で開催する。
こうした一連の動きに対して9月27日付の中国新聞スポーツ面で、これまで表に出ることのなかった広島球団のコロナ対策の詳細が報じられている。
東スポ配信の「広島の厳しすぎる〝外食禁止令〟にナイン悲鳴…コンビニ往復、部屋飲みの日々で暴発寸前」のヘッドライン記事がヤフーニュースにアップされたのが9月21日午前10時40分だった。
東スポ報道後、各メディアには何の動きもなかったが、今回このタイミング”でその実態が読者の目に触れることとなった。
その内容を一言で表現するなら、広島球団としてはこれまでと変わらぬ姿勢でコロナ対策には厳しい行動制限をかけ続ける、というもの。ただ、その厳しさが他球団と比較してどうなのか?を調べることはまず不可能…
それにしてもこの”間の悪さ”、否、この絶妙のタイミング?
表だって声を上げることのないままペナントレースを戦う広島ナインは、果たしてどんな思いでいるのだろうか?
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