「日本一」を目指すと話す大可尭明主将
第93回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が2月23日、リモートで行われ、広島新庄は大会第4日(3月22日)の第3試合で北信越2位の上田西(長野)と対戦することが決まった。
上田西は昨秋、長野2位で北信越大会に進み準決勝で星稜(石川1位)に5対4で勝ち準優勝している。
昨年春のセンバツ中止で甲子園切符を手にしながらセンバツの舞台に立てなかった(8月に甲子園で交流戦を開催)3年生の分も合わせて、球春到来の大舞台に立つ広島新庄の思いを聞いた。
大可尭明主将の話
青稜高校に5対4で粘り強く勝っているので、自分たちも粘り強い野球が持ち味なので、一緒のような野球をしてくるのでは、と思います。(去年夏の)交流試合のあとメンバーの3年生からは、お前たちの代も絶対行ってくれと言われ、それが達成できたことが嬉しいですし、3年生の先輩たちの分も自分たちが頑張って1勝より2勝、優勝という形で終わりたいと思います。
目標は日本一で、安定した投手陣と粘り強い打撃が自分たちの持ち味で、甲子園では自分たちの野球がなかなかできないと思うので、しっかり練習から試合のイメージをして全員で一戦必勝で勝っていきたいです。
コロナ禍で大会が開催されることやセンバツ大会をトーナメントでできることに感謝して、大会に関係してくださっている方々や学校関係者の方々に感謝の気持ちを持って新庄らしく戦力で戦っていきたいと思います。
宇多村聡監督の話
やっと対戦が決まり練習もさらに活気づくのではないかと思います。大可キャプテンを中心に3年生から頑張れという言葉をいただいていますので、3年生が築き上げたものを2年生らが継承してセンバツに繋がっていると思いますので感謝の気持ちでいっぱいです。
北信越2位のチームですから、とても素晴らしいチームだと思います。その中で新庄らしくひとつひとつ粘り強く戦っていくところで勝ちに繋がると思っています。一戦一戦、らしさを出した試合をしながら、最終的には日本一になれるように頑張っていきたいと思います。
まだまだ弱いチームで日本一はおこがましいかもしれませんが、ひとつになって戦っていくこと、さらに普段通りやってきたことを出すことでそこに近づいていけるのかなあと思っています。
花田侑樹投手の話
バックを信じて1球1球ていねいにアウトを積み重ねて、勝ちに導けるように投げたいです。自分の持っている力を発揮できるようしっかり準備してひとつでも多く勝ち上がれるようにしたいと思います。
中国大会が終わって走り込み、筋トレ、しっかりご飯を食べることで、体重が6キロ、7キロ増えました。今、72か3ぐらいです。球の質が良くなってバッターの反応とか見ても今までと違う感じなんで(球速が)上がったかなというのはあります。これからコントロールを意識しながらていねいに投げていくことをやっていきたいと思います。
投打の両輪としての活躍が期待されている花田侑樹選手