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2021年05月20日
編集部

#ブラックカープダウン、緊急事態宣言下マツダスタジアムチケット払い戻し、球団のでたらめ対応で地に落ちたファンの信用?ひろスポ!に情報多数

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マツダスタジアム
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画像はマツダスタジアム内球団事務所、県の外出半減要請の中、連日午後9時、11時を回っても灯りが消えない(5月20日午後撮影)

 

先に結論から言う。

 

緊急事態宣言が広島に発出されることが分かり、マツダスタジアムのチケットを購入済のファンからの問い合わせが多く球団に寄せられているのに、広島東洋カープではHPに何の情報もアップせず、しかし一部のファンには払い戻しは可能です、と返答し「入場券代金払戻申請書」で受け付けている。

 

これで市民球団?

 

「そうすると殺到する…」などなどのマニュアル想定問答集は通じない。

まず、ファンが反対の声を上げているのにシーズンチケットを一斉販売したのは広島球団の方。他の11球団は、みな分割販売や販売見合わせなど対策を講じている。

また、窓口対応しなくても、リモートでいくらでも対応できる。

「ひとりでも多く入れたいから、1万6500人を超えている人気カードもあると思う、長年球場に通っているとわかるんですよ」(旧広島市民球場時代からのファンの声)

その姿勢がファンファーストでない事案について、これまで何度もひろスポ!では記事にしてきた。(テント村、高額転売問題、ビジパフォの呪い…などなど)

 

今季も実は開幕直前に「再販されるはずのチケットが今年に限ってないので球団に何人かで問い合わせらたらそのたびに球団の返答が違う」とのメールがひろスポ!に寄せられた。

 

この件をキープしたまま(別の機会に詳細はアップ予定)様子を見ていたら、今度は広島県に緊急事態宣言が発出されることになり、ひろスポ!にまた多くのメールが届く状況になった。

 

 

繰り返しになるが…

 

既存のマスメディアの報道スタンスとは別の情報発信が必要である、というのが、ひろスポ!ひろスタ特命取材班の立ち上げ理由。西日本新聞の特命取材班がそのモデル。中国新聞では絶対真似できない。(似たようなのは後発で作ったがそれも似て非なるもの…)ひろスタ特命取材班は、事実と判断した内容以外報じないことを鉄則に取材を進めている。

ひろスポ!にでもたくさん広島球団に対する情報が来ている。中国新聞にはこの件で山のように「声」が届いているのは間違いない。もちろんその手の記事は知る限り、1行もない。

 

ひろスポ!に届いた次の1本のメールが広島球団の姿勢をよく表している。(一部削除しあとはそのまま)

 

 

ひろスポ! ご担当者様

 

いつも楽しく拝見させていただいております。

 

私は5月16日のチケットを持っていて緊急事態宣言の為、観戦を自粛したのですが、

5月14日(金)よりチケットの払い戻しについて、球団に問い合わせしていますが、

15日(土)の返信を最後に回答が返ってきません。

 

払い戻し可能な人と私みたいに『入場券の払戻し対応を行っておりません。

とのメールを頂く人と球団の対応が一律ではないので困ってます。

 

以下のメールがやり取りのすべてです。私は熱狂的なカープファンですが、今回の球団の対応は酷すぎます。

ひろスポ!さんは正直に書いてくれるので、大変ありがたいです。これからも頑張ってください。

 

Subject: RE: チケットのお問い合せ

 

株式会社 広島東洋カープ 入場券部 様

 

問い合わせメールの返信もないし、問い合わせ電話番号:082-554-1010にもつながらないし、一体どうなってるのでしょうか?

添付の入場券代金払戻申請書に基づき、申請書と該当チケットを

入場券部 払戻係まで送付すればよろしいでしょうか?

いつになったらホームページ上で周知されるのでしょうか?

緊急事態宣言に伴い、来場自粛の場合には払い戻し対応をよろしくお願いします。

 

……

 

上記メールは5月19日午後11時前にひろスポ!に届いた。

 

 

5月20日には次のようなメールも届いた。

 

 

緊急事態宣言初日、私は県内在住ですが自粛をし、せっかく手にしたチケットでしたが、観戦を諦めました。

14日に政府から緊急事態宣言の発表があり、カープ球団から何らかの発表があるかとギリギリまで待ちましたが、既に販売済のチケットは有効との発表のみ。

私は直接カープ球団に払い戻しの問い合わせをしましたが、直前なので対応出来ないと回答がありました。

21日以降は払い戻しするのに何故16日は対応出来ないのか分かりません。

国や県の要請に従って外出自粛をしたのに、払い戻しの対象外とは納得出来ません。

カープ球団の緊急事態宣言に対する考え方は間違っていると思います。

 

……

 

 

ひろスポ!独自の取材による流れを以下まとめる。広島球団の考えていることが手に取るように?わかる。

 

4月24日 プロ野球臨時実行委員会で緊急事態宣言対象地域4会場の無観客試合が決まる。

 

4月29日 連休初日のマツダスタジアムで湯崎知事始球式

 

5月7日 政府が福岡、愛知を緊急事態宣言対象地域に加えると発表。いずれもプロ野球本拠地がある。(12日、2県に宣言が発出される)

同じ7日広島市役所内クラスター発生を発表。県は「集中対策」※を発表し「外出半減」を県民に求め、五輪聖火リレーの公道中止を示唆、これに関連してIOCバッハ会長の広島入りもなくなる。

 

5月8日 広島県最多181人感染。※「集中対策」の内容について8日付中国新聞に「イベント上限5000人」「スポーツ観戦など歓声が出るイベントは定員の50パーセントとし、5000人と比べて少ない方を上限とする。こうした制限は11日までにチケットを販売した場合は対象としない」の表記。

 

5月14日 政府がまん延防止等重点措置の対象に予定していた広島、岡山を緊急事態宣言対象に引き上げると発表。16日がその初日。

 

この日、ひろスポ!に今回のチケット払い戻しの件で最初のメールが届く。「球団の電話が金曜日なのに昼になっても繋がらない、キャンセルしたいのですが…」というもの。(前出のメールとは別のファン)

 

5月15日 この日からマツダスタジアムでDeNA3連戦の予定が、この日は午後2時20分雨天中止(朝から降水確率は午後2時プレーボール予定時刻で90パーセント)

 

 

広島球団は昼過ぎに「緊急事態宣言発出に伴う、アルコール飲料の販売休止・持込み禁止について」をHPにアップ。あくまでアルコール類の話だけ。チケット払い戻しには触れず。

 

さらに広島球団HPでは「緊急事態宣言期間中における主催試合の開催について」もアップされた。「主催7試合につきましては、すでに販売済み入場券(年間指定含む)をお持ちの方はご観戦いただけます」というもの。チケット払い戻しには触れず。

 

 

また広島球団は午後7時ごろ年間指定席購入者へメール。文面には「すでに販売済みの入場券については有効」との新型コロナウイルス感染拡大防止のための広島県の対処方針に準じ、主催7試合につきましては入場制限時用の冊子にてご観戦いただけますので…」

 

 

5月16日 ひろスポ!にファンからまた別のメールが届く。

 

要旨は「妹が祖父母にチケットを買って渡したのですが、高齢のためキャンセルできないか、ということで兄である私の出番になりました。球団に電話したら男の方が私は分かりません、と言われ女性に交代。キャンセルはメールなどでも受け付けます、なんちゃら番号とお名前とがいります、チケットを球団に送付してください、球場持ち込みは不可といわれました。私が買ったわけではないので、なんちゃら番号は分からないのですが…(以下割愛)」

 

この日のマツダスタジアム、DeNA戦の入場者数は雨模様の中、日曜日でも今季最少の15,572人。16,000人未満はここまで20試合中4試合しかない。しかもこの日のスタンドにはグループらしきファンがキャンセルしたような空きが複数確認できた。

 

またこの日のデイリースポーツ、日刊スポーツ、スポニチの記事のヘッドラインはハンで押したように「マツダの入場者上限50パーセント維持「県の要請、指示に従って開催」…と鬼の首でも取ったかのように「県の要請」「県の要請」となっている。

 

 

 

5月17日 午後11時を回って菊池涼ら3選手感染発表、二軍から8選手が一軍へ

 

5月18日 広島球団に忖度しない?日刊スポーツ(カープ番記者ではないはず)が「コロナ感染 日本ハムは4試合延期で広島は公式戦継続 なぜ?」のヘッドラインで大量に選手を入れ替えて東京ドームで巨人戦に臨んだ広島のケースについて記事をアップ。

 

ソフトバンクが緊急事態宣言の期間中にペイペイドームで開催する主催試合を自主的に無観客で行うと発表。販売済チケットは払い戻しとなりシーズンチケット(年間指定席)は無効となる。各メディアも大きく扱った。

 

5月19日 さらに塹江、坂倉が一軍ベンチ外となって中村奨が臨時スタメンマスクで九里が巨人打線をねじ伏せる。

 

この日、やはり忖度なし?の夕刊フジが「16選手入れ替えでも強行…広島、市民球団の懐事情 ソフトバンクは「うちでしかできない」収益度外視の無観客宣言」のヘッドラインで関連記事をアップ。広島は球団経営重視のため試合を「強行」している、という内容。

 

 

 

以上から浮かんでくる広島球団の動きは…

 

広島球団は他球団などの動きや国内情勢を気にかけながら4月後半、広島にまん延…、または緊急…が出た場合に備え、準備を進めた。

 

無観客か5000人か、払い戻しはどうする?日程変更は?

確かに大変な作業だ。チケットを全部売ってしまっているからよけいにそうだ。

だが昨年も全部売って、全部払い戻した。もう分かっていたはずだ。

 

始球式に登板した湯崎知事とも連休前に意思疎通済み。大阪府のように、5000人上限はOKのはずのオリックスが知事の判断で無観客になるような最悪のケースを回避、まん延…でも緊急…でも1万6500人の上限は死守することですべて段取りを整え、5月14日の政府発表を受け一気に仕上げにかかった。

 

14日の政府の決定から中1日。広島市内のデパート関係者らが「一日ではとても対応しきれない」という声を上げる中、すでに連日午後11時を回っても灯りの消えなかった広島球団の担当部署では可能な限りの用意をしており比較的スムーズに緊急…態勢を整えた。

 

マツダスタジアムの上限1万6500人維持に関してが「県の要請、指示に従って」を前面に押し出し強行突破でいく。だが、緊急事態宣言下で5月中にある7試合に関しての払い戻し対応をどうするか?

 

当然、県ともそういう話になっているはずで、実際、そのとおり、広島球団には電話や問い合わせがたくさん来た。

 

驚くのは14日の政府決定翌日の15日は試合日(デーゲーム)だというのに確かに球団電話は複数番号で留守電になっていた。午後になっても、だ。しかも「本日の業務は終わり…」というテープだった。

 

なぜそうなのか?

 

まだ、球団としての対応が決まっていなかったのではないか?だからこの記事の最初のファンの方のように途中で「放置」されるようなことも起こった。

 

 

過去の広島球団の電話応対では「そんなに言うなら観に来なければいい」という物言いまである。

 

 

そういう体質の球団だ。

 

で、ファンからの反応の大きさなどを検討してグループ観戦のキャンセルなどにも配慮、2日後、16日の午前中には間違いなく払い戻しはする、という方針で対応していた。

 

だたし、絶対にHPに払い戻しの件はアップしない。

 

しかも、よくよく球団の電話対応の中身をチェックしていくとまるで「問い合わせいただく方はそうなんでしょうけど、問い合わせされない方は球場での観戦希望ですから…」と言っているように聞こえてくる。

 

そんな対応が本当にあるのか…

 

誰がそんな対応マニュアルを作ったのか?

 

ネットでは「払い戻しできる」「いやできないと言われた」などのファンの声が緊急事態宣言初日の16日前後からイッキに増えた。

 

広島球団は必死でそれをチェックする。むろん、このひろスポ!など目の敵だ。

 

しかしいくらネットでファンが騒いでもいっしょ。広島球団がファン側に歩みよるケースは記憶にない。一度決めたら元として動かない。

 

「ブラックホークダウン」は内戦、イコール非常時の戦場での出来事であるが「ブラックカープダウン」もまさに緊急時の地に落ちた広島球団と自治体も含めたカープ村の話だから根は深い。

 

ひろスタ特命取材班は佐々岡監督が入団したころから取材を続けているからだいたいのことは分かる。今回もネットで騒ぎが広がり、ひろスポ!でもかなり情報をアップしたので、どうなるか?と広島球団HPを確認してきたが5月20日午後6時現在、必要なはずのキャンセル情報が見当たらない。

「赤ゴジラ」など多数の用語を生み出してきた中、前々からキープしていた「#ブラックカープダウン」、ファンや市民県民のりリアクションはどうだろうか…(ひろスタ特命取材班)

 

ブラックホーク・ダウン(Black Hawk Down)は2001年アメリカ映画。監督は「ブレードランナー」などで知られるリドリー・スコット。実際にソマリアでおこった米軍を中心とする多国籍軍とゲリラとの市街戦を、リアルを超えた映像で描く。「ブラックホーク」は米軍の汎用ヘリコプターで、ゲリラのロケット弾攻撃で撃墜される。相手の戦力を甘く見ていたため1時間足らずで終わるはずの作戦は多くの仲間を失いながら地獄のような時間に引き込まれていく。

 

※マツダスタジアム、カープ、チケットなど関するご意見や情報をひろスポ!までメールでお寄せ下さい。いただいたメールはネット記事などで引用させていただく場合もございます。 report@hirospo.com

※さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」で、月間料金コーヒー一杯分!
TOPページ (ikkyuu-t.com)

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