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2021年09月25日
編集部

サンフレッチェ広島レジーナ、24本のシュート浴び日テレ・東京ヴェルディベレーザに0-2負けも…

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木稲瑠那
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画像は木稲瑠那(左)と福元美穂

 

2021-22 Yogibo WEリーグ、第3節
日テレ・東京ヴェルディベレーザvsサンフレッチェ広島レジーナ(9月25日午後4時キックオフ、味の素フィールド西が丘、観衆1,720人)

 

 

アウェーで優勝候補の一角に挑んだサンフレッチェ広島レジーナだったが0-2のスコアで敗れた。前節、ホームでも0-2敗戦。開幕戦勝利のあと負けが続く結果となった。第1節で浦和レッドダイヤモンズレディースに逆転負けを喫し、前節はAC長野パルセイロ・レディースとスコアレスドローだった日テレ・東京ヴェルディベレーザはWEリーグ初勝利。

 

 

シュート数はサンフレッチェ広島レジーナの3本に対して、相手はその8倍の24本…。CKも2本対11本。0-1のまま迎えた後半44分にはそのCKからの流れで2点目を奪われた。

 

 

試合前日、中村伸監督は押される展開を予想して、チームの共通ビジョンについてこう話していた。

 

 

「相手の出方を見てどうトライするか…勇気を持ってプレーしよう…」

 

 

前半折り返しの給水タイムまでにシュート5本を打たれた。CKも4本蹴られた。“打ち返した”のは川島はるなの1本だけ。相手の先発には東京五輪代表メンバーが5人。それでもよく耐えた。

 

 

試合再開後すぐの前半24分、スローインから相手にボールを奪われた。ドリブルでペナルティエリア前まで迫るMF小林里歌子は「DFが下がっている中でコースが見えたので」とシュート。そのまま先制された。

 

 

前半38分、この日最も得点の匂いのする場面が生まれた。近賀ゆかり、上野真実と繋いで右サイドで受けた立花葉がゴール前に左足でクロス。中嶋淑乃に替わって先発し出場した山口千尋の左足で押し込む形になったが、至近距離にいた相手GKの正面に飛んだためキャッチされた。

 

 

山口千尋→中嶋淑乃、上野真実→谷口木乃実と最初の交代カードを切って後半戦へ。後半14分には走り続けたふたり、近賀ゆかりと川島はるなに替わって小川愛と島袋奈美恵がピッチに入った。

 

 

そこからGK木稲瑠那はロングキックを多用。前線のふたり、谷口木乃実と島袋奈美恵で打開する動きを模索した。中嶋淑乃も左サイドからのドリブルを仕掛ける。後半38分には左の島袋奈美恵から攻撃参加した木﨑あおいにいいパスが通って左足でシュート…は、サイドネット直撃。

 

 

再三、好セーブで失点を防いだGK木稲瑠那を中心に2点は失ったものの、再三のピンチを跳ね返したディフェンスに関しては日テレ・東京ヴェルディベレーザ・竹本一彦監督も「広島さんのサッカー、ゴール前での体の張りだとか守備力、粘り強さは称えたいと思いますし…」と振り返っていた。

 

 

一方で中村伸監督は「攻撃の部分では、プレッシャーを受けた中、自分たちのプレーを表現できなかったのが今日の印象」と課題のひとつを口にした。立花葉、山口千尋、中嶋淑乃、島袋奈美恵のウイング4枚を介した動きがもっと増えないことにはシュートチャンスも増えない。そこに供給するための最終ラインと中盤からの精度の高いパスも欠かせない。

 

 

1週間後には2戦未勝利のアルビレックス新潟レディースをホームに迎える。「自分たちのプレーを表現」することでホーム初勝利、からの逆襲開始!となるか?

 

 

サンフレッチェ広島レジーナ
先発
GK 木稲瑠那
DF 松原志歩、松原優菜、中村楓、木﨑あおい
MF 柳瀬楓菜、近賀ゆかり、川島はるな
FW 立花葉、上野真実、山口千尋

サブメンバー
福元美穂
左山桃子
塩田満彩
小川愛59分(←近賀ゆかり)
島袋奈美恵59分(←川島はるな)
中嶋淑乃46分(←山口千尋)
谷口木乃実46分(←上野真実)

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