画像はエフピコアリーナふくやま
広島ドラゴンフライズは11月7日、福山市のエフピコアリーナふくやまでB1第6節のGAME2、島根スサノオマジック戦に臨み延長の末109-113のスコアで惜敗した。
GAME1で今季最多の102失点を許し初の連敗となった広島ドラゴンフライズは前日いきなり躓いた第1クォーターで朝山正悟に替えてトーマス・ケネディをスターターに投入。最初の10分間を23-22で乗り切り、第2クォーターは34-29。
6点のリードを持って折り返したが、第3クォーターでマークすべきリード・トラビスに12点を許し、最後は北川弘に2点ショットを決められ73-74に。クロスゲームの第4クォーターは残り1:52、辻直人のスリーポイントで91-91。残り0:17で94-96にされたがニック・メイヨのブザービートで延長勝負に持ち込んだ。
延長は5分勝負。残り2:36、辻直人の2点ショットで105-104としたあと、残り0:51で金丸晃輔にスリーポイントを沈められたのが痛かった。延長で放ったスリーポイントは互いに3本ずつ。入ったのはこの1本だけ、だった。全クォーターを通じてのスリーポイト成功率は島根の34分の9(26・5パーセント)に対して広島は31分の14(45・2パーセント)と圧倒したが…
それにしても終わってみれば、の話にはなるがリード・トラビスの35得点、18リバウンドはやられ過ぎ。寺島良が25得点13アシストで応戦したのが光る。
3連敗となった広島ドラゴンフライズはこれで7勝4敗となり西地区3位から4位に後退。島根スサノオマジックは同地区2位に浮上。
広島ドラゴンフライズの7勝の内訳はレバンガ北海道(東地区9位)、三遠ネオフェニックス(西地区9位)、京都ハンナリーズ(西地区10位)から2勝ずつ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区5位)から1勝という内訳でいずれも下位チームからとなっている。
4敗の内訳は名古屋ダイヤモンドドルフィンズと沖縄ゴールデンキングス(西地区首位)に1敗ずつ、そして“宿敵”島根スサノオマジックに2敗…
次節、第7節は愛知県小牧市のパークアリーナ小牧でみたび名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦する。ズルズルと連敗が続けば、途端に“負け組”に回ることはBリーグ1シーズン目で痛いほど味わった広島ドラゴンフライズ。確実に死に物狂いで連敗を止めることが求められる。
B1第6節GAME1
広島ドラゴンフライズ 109-113 島根スサノオマジック
1Q:23-22
2Q:34-29
3Q:16-23
4Q:23-22OT:13-17
観衆:1,790人
おりづる賞:寺嶋良
<スターター>
広島:寺嶋良、トーマス・ケネディ、辻直人、グレゴリー・エチェニケ、ニック・メイヨ
島根:安藤誓哉、ニック・ケイ、リード・トラビス、阿部諒、金丸晃輔
広島ドラゴンフライズ
◆得点
寺嶋良 25得点
辻直人 21得点
ニック・メイヨ 20得点
◆リバウンド
ニック・メイヨ 9リバウンド
トーマス・ケネディ 6リバウンド
グレゴリー・エチェニケ 6リバウンド
チャールズ・ジャクソン 6リバウンド
◆アシスト
寺嶋良 13アシスト
トーマス・ケネディ 7アシスト
辻直人 6アシスト
島根スサノオマジック
◆得点
リード・トラビス 35得点
安藤誓哉 24得点
ニック・ケイ 20得点
金丸晃輔 20得点
◆リバウンド
リード・トラビス 18リバウンド
ニック・ケイ 8リバウンド
安藤誓哉 4リバウンド
◆アシスト
ニック・ケイ 9アシスト
安藤誓哉 7アシスト
金丸晃輔 3アシスト
試合後のコメント
カイル・ミリングHC
全体的には良いゲームだった。良いパス、良いシュートも見られたし、ブースターも楽しめる試合だったと思う。昨日のゲームより出だしから良いスタートを切れた。昨日のゲームから学んだことを活かせたと思う。今日は、選手も疲れているのでリカバリーをして、次のゲームへ向け、タフなスケジュールだが体を整えて臨みたい。
寺嶋良
(今日の負けをどう捉えているかを聞かれ)本当に悔しい負けだったが、次に繋がる負けだと思う。負けの中でも価値のある負けだった。今日は、特に気持ちでアグレッシブにやっていくこと、ディフェンスのモチベーションを上げて集中することをやっていた。最後まで食らいつけたのがよかった。
ニック・メイヨ
(今日の試合を振り返ってを聞かれ)タフな試合だったと思う。昨日の試合よりもよく戦うことが出来た。オーバータイムも含め、最後の最後まで戦った結果、ホームで負けたのは悔しい。リベンジできるように、次の試合へ向けて準備をしていきたい。
島根スサノオマジック ポール・ヘナレHC
非常に嬉しい結果となった。タフなゲームでエキサイトしている中で、メンタルを強く保ち、諦めずに戦った選手を褒めたい。何より、地区が同じで競っているチームにアウェイで2連勝することができ、素晴らしいことだと感じている。
島根スサノオマジック 安藤誓哉
(今日の試合を振り返ってを聞かれ)Bリーグで土曜日、日曜日と連勝するのは難しいこと。昨日もHCから、いい勝ち方をした次の日が大事といわれる中で勝ててよかった。ビュフォードが怪我をした中、総力戦で勝つことが出来てよかった。
広島ドラゴンフライズ、エフピコアリーナふくやまで島根スサノオマジックに102失点完敗… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)